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【市況】東京株式(前引け)=小幅続伸、売り買い拮抗もやや買いが優勢に

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 9日前引けの日経平均株価は前日比18円55銭高の1万6669円12銭と続伸。前場の東証1部の売買高概算は9億2476万株、売買代金概算は1兆702億4000万円。値上がり銘柄数は945、対して値下がり銘柄数は881、変わらずは135銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の日経平均が400円近い上昇をみせた反動や米国株市場が上値の重い展開だったこともあり、朝方は売り買い交錯のなか若干売りに押される展開で始まった。しかし、為替相場は1ドル=102円台前半でもみ合い、円高進行に歯止めがかかるなかで売り圧力も限定的。下値では買い板が厚く、日経平均は狭いゾーンでの往来に終始し結局小幅プラス圏で着地している。

 個別では、任天堂<7974>が売買代金断トツで株価も上値指向が鮮明。花王<4452>が堅調、今期利益予想を増額したブラザー工業<6448>は物色人気を集め大幅高に買われた。日機装<6376>、日本製鋼所<5631>なども買いを集めている。五洋建設<1893>、旭化成<3407>、フジ・メディア・ホールディングス<4676>なども高い。半面、SCREENホールディングス<7735>が大幅安、大林組<1802>の下値模索も続いている。低調な四半期決算を嫌気され東和薬品<4553>が急落、業績予想の下方修正を発表した加藤製作所<6390>の下げも目立つ。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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