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【材料】FUJIKOH---17.6期は大幅な増収増益計画、森林発電事業が通期寄与へ

FUJIKO <日足> 「株探」多機能チャートより

FUJIKOH<2405>は5日、2016年6月期(15年7月-16年6月)決算を発表。売上高が前期比10.7%増の28.41億円、営業利益が同19.5%減の2.76億円、経常利益が同16.9%減の2.41億円、当期純利益が同15.6%減の1.34億円だった。売上高は過去最高を更新し、7期連続での増収となった。

建設系リサイクル事業では、建設廃棄物の発生状況は厳しいが、新規取引先の確保や既存取引先との調整により、受入数量は前期並みを確保。白蟻解体工事事業は既存工事の増加に加え、施工体制の拡充により解体工事も工事件数が増加した。そのほか、森林発電事業では、バイオマス発電施設の工事が完了し、16年6月から営業運転を開始している。利益面については、売上原価の上昇や森林発電事業に関する費用計上などで販管費が増加したことが響いた。

17年6月期通期については、売上高が前期比35.5%増の38.50億円、営業利益が同59.1%増の4.40億円、経常利益が同65.4%増の4.00億円、当期純利益が同64.1%増の2.21億円を見込んでいる。なお、年間配当は16年6月期から2円増配し、12円の予定。

今期については、森林発電事業が通期寄与する見込みであり、電力小売事業の拡大と合わせて事業の安定発進と売上利益の向上に努める。

《TN》

 提供:フィスコ

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