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【市況】米国株見通し:先高期待強まる状況に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2182.50(+5.75) (17:50現在)
ナスダック100先物 4800.00(+17.50) (17:50現在)

17:50時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小じっかりに推移している。

5日の米株式市場は上昇。7月雇用統計で非農業部門雇用者数が25.5万人増と先月に引き続き予想を大幅に上回る内容となったことが好感され買いが先行。良好な雇用情勢を受け、追加利上げ観測が拡大したものの、株価への影響は限定的となり、終日堅調推移となった。ダウ平均は191.48ドル高の18543.53、ナスダックは54.87ポイント高の5221.12。

グローベックスの米株先物は、NYダウで50ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場は全般買いが先行しており。、NYダウは買い先行から続伸が意識されそうだ。NYダウは足元で緩やかな調整が続いていたが、25日線を支持線として理想的な反発となった。S&P500指数、ナスダックが最高値を更新するなか、先高期待は強そうである。週間形状では高値圏でのもち合いが続いているが、直近の調整によって若干過熱は冷まされており、もち合いからの上放れが期待されてくる。

先週の雇用統計が予想を上振れる好調な結果となった。しかし、雇用統計以外の経済指標は強弱入り混じる内容となっているほか、原油相場も再び40ドル台まで下落するなど、インフレ見通しの低下が懸念される。年内利上げへの警戒は高まらず、暫くは原油価格の動向や雇用以外の経済指標が注目される展開となるだろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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