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【市況】日銀効果でショートカバーと売り惜しみに向かいやすく/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 16577.75 (+323.30)
TOPIX  : 1299.06 (+19.16)

[後場の投資戦略]

 日経平均はマドを空けての上昇となると、その後も上げ幅を広げる強い値動きをみせている。これにより価格帯別出来高で商いが膨れている16600-16800円のレンジを捉えてきている。決算発表がピークを迎えるなかで積極的には参加しづらいところであるが、それ故に、参加者が限られる中では小さいエネルギーでもトレンドが強まりやすいところであろう。

 TOPIXの前引け段階での上昇率は1.5%となっている。きょうのところは日銀のETF買い入れは入らないとみられるが、16600-16800円のレンジを捉えるなか、ショートカバーが強まりやすい。また、買い方にとっても利食いが出やすい水準だろうが、日銀のETFへの思惑から売り惜しむ動きもでやすい。より指値状況が薄くなるため、トレンドが出やすくなる。先週の日銀の700億円超のETF買い入れのインパクトの心理的影響は相当強い。(村瀬智一)
《MA》

 提供:フィスコ

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