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【通貨】東京為替:ドル伸び悩み、国内勢のドル売りが上値を抑える

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

8日午前の東京外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開となった。日本株は堅調地合いが続いたが、ドルは国内勢による売りが観測され上昇は限定的だった。ドル・円は101円後半で寄り付いた後、前週末に発表された米雇用統計が予想を大幅に上回ったことが好感され、日経平均株価が前週末比で300円超高の堅調地合いとなりドルは一時102円26銭まで上昇。その後も個人を中心とした買いが観測され、ドルは102円台を維持した。ただ、「米雇用統計が強い内容だったわりにドルの上昇は鈍い」(市場筋)との声が聞かれ、上値の重さが意識されている。


ランチタイムの日経平均先物は引き続き堅調地合いのため、株高を意識した個人の買いが継続しており、目先も102
円台を維持しそうだ。ただ、材料難のためでまとまったドル買いは入りにくく、上値は重そうだ。

ここまで、ドル・円は101円87銭から102円26銭、ユーロ・円は112円93銭から113円40銭、ユーロ・ドルは1.1080ドルから1.1093ドルで推移した。

【要人発言】

・日銀金融政策決定会合(7月28-29日開催)の主な意見

「物価2%上昇の早期実現に何が必要か、総括的な検証を」(複数の委員)



【経済指標】

・6月経常収支+9744億円(予想:+1兆1000億円、5月:+1兆8091億円)

《MK》

 提供:フィスコ

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