市場ニュース

戻る
2016年08月08日05時20分

【注目】前週末5日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

グローリー <日足> 「株探」多機能チャートより

■MCJ <6670>  652円 (+90円、+16.0%)

 4日、MCJ <6670> [東証2]が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比82.3%増の21.1億円に拡大して着地したことが買い材料視された。テレビCM効果で主力のパソコンの販売が大きく伸びたことが寄与。欧州向けモニターも好調だった。利益率の高い製品の売上増加に加え、小売店の不採算店舗撤退も大幅増益に貢献した。上期計画の25.3億円に対する進捗率は83.3%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■グローリー <6457>  3,315円 (+345円、+11.6%)

 東証1部の上昇率トップ。4日、グローリー <6457> が発行済み株式数(自社株を除く)の3.04%にあたる200万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月5日から17年1月31日まで。同時に発表した17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常損益は7.5億円の赤字(前年同期は26.5億円の黒字)に転落したが売り材料視されなかった。

■ツムラ <4540>  3,015円 (+305円、+11.3%)

 東証1部の上昇率2位。4日、ツムラ <4540> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.55%にあたる180万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月10日から10月31日まで。同時に発表した17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比18.8%減の41.6億円に減ったが売り材料視されなかった。

■バンナムHD <7832>  2,800円 (+247円、+9.7%)

 東証1部の上昇率5位。4日、バンダイナムコホールディングス <7832> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比22.2%増の229億円に伸びて着地したことが買い材料視された。スマートフォン向けゲームの主力タイトルの好調継続に加え、欧米で家庭用ゲームの販売が伸びたことが寄与。人気アニメのライセンス収入の増加なども大幅増益に貢献した。業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の235億円→320億円に36.2%上方修正。減益率が29.2%減→3.7%減に縮小する見通しとなった。

■千葉銀行 <8331>  524円 (+32円、+6.5%)

 東証1部の上昇率9位。4日、千葉銀行 <8331> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.47%にあたる1200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月5日から8月31日まで。同時に発表した17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比1.7%増の265億円で着地したことも支援材料。

■フジシール <7864>  3,925円 (+235円、+6.4%)

 東証1部の上昇率10位。4日、フジシールインターナショナル <7864> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比36.4%増の36.5億円に拡大して着地したことが買い材料視された。主力のペットボトル向けシュリンクラベルの販売が伸び、8.5%の増収を達成したことが寄与。生産性の向上による採算改善も大幅増益に貢献した。

■あすか製薬 <4514>  2,012円 (+107円、+5.6%)

 4日、あすか製薬 <4514> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比62.3%増の5.9億円に拡大して着地したことが買い材料視された。血圧降下剤や抗がん剤の後発医薬品の販売好調に加え、昨年10月に承継した抗甲状腺薬の売上増加が寄与した。販管費が減少したことも利益拡大につながった。上期計画の3.5億円を既に69.7%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ローム <6963>  4,730円 (+240円、+5.4%)

 4日、ローム <6963> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結営業利益は前年同期比40.3%減の69億円に落ち込んだものの、上期計画の87億円に対する進捗率が90.7%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。設備投資の抑制やコスト削減による固定費削減が奏功し、採算が想定より改善した。25億円前後とする市場予想を大きく上回ったことを好感する買いも向かった。

■エイベGHD <7860>  1,315円 (+65円、+5.2%)

 エイベックス・グループ・ホールディングス <7860> が続伸。同社は4日の取引終了後、17年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算を発表。売上高は357億2200万円(前年同期比13.5%増)、営業損益は15億1300万円の黒字(前年同期3億2900万円の赤字)、最終損益は4億7800万円の黒字(同5億1100万円の赤字)だった。音楽ソフトのアルバム作品や映像ソフト作品の販売が増加している。通期業績は売上高1550億円(前期比0.6%増)、営業利益60億円(同17.6%減)、純利益23億円(同46.4%減)と従来見通しを据え置いた。

■NTTデータ <9613>  5,320円 (+260円、+5.1%)

 4日、NTTデータ <9613> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比12.8%増の173億円に伸びて着地したことが買い材料視された。官公庁向けシステム開発が伸びたうえ、コスト削減で採算が改善した公共・社会基盤部門が収益を牽引した。2期連続の最高益更新に向けて堅調なスタートを切ったことを好感する買いが向かった。

■ディスコ <6146>  11,130円 (+530円、+5.0%)

 4日、ディスコ <6146> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の103億円→134億円に30.1%上方修正。減益率が42.2%減→24.8%減に縮小する見通しとなったことが買い材料視された。アジアの半導体メーカー向けに精密加工装置や消耗品の販売が伸び、売上が計画を11.6%も上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の上期配当を従来計画の54円→70円(前年同期は85円)に増額したことも支援材料。

■ゼリア新薬工業 <4559>  1,609円 (+72円、+4.7%)

 4日、ゼリア新薬工業 <4559> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.1倍の18.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。海外で主力の潰瘍性大腸炎薬の販売が好調だったほか、英アストラゼネカから販売権を取得した炎症性腸疾患薬が伸びたことが寄与。テレビCM効果で滋養強壮剤の販売が拡大したことも大幅増益に貢献した。上期計画の20億円に対する進捗率は91.6%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ニコン <7731>  1,523円 (+64円、+4.4%)

 4日、ニコン <7731> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比2.1倍の170億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。中国向けに中小型パネル用FPD露光装置の販売が大きく伸びたことが寄与。デジタルカメラ市場の縮小や円高、熊本地震の影響を吸収し大幅増益を達成した。業績好調に伴い、上期の同利益を従来予想の210億円→250億円に19.0%上方修正。増益率が3.6%増→23.3%増に拡大する見通しとなった。併せて、従来未定としていた今期の上期配当を12円(前年同期は8円)実施する方針としたことも買い気を誘った。

■ライオン <4912>  1,451円 (+57円、+4.1%)

 ライオン <4912> が高い。大和証券は4日、同社株の格付けを「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」に引き上げた。目標株価は1510円から1640円に見直している。同社が3日発表した第2四半期累計(1-6月)決算は、連結営業利益が前年同期比83%増の104億3000万円と好調。オーラルケア分野が順調に成長したほか、解熱鎮痛剤「バファリンプレミアム」や目薬「スマイル40プレミアム」などが伸びた。16年12月通期の連結営業利益は前期比28%増の210億円とされているが、同証券では「保守的な印象」として前期比34%増の220億円と増額修正を予想。17年12月期の同利益は今期推定比15%増の252億円を見込んでいる。

■西尾レントオール <9699>  2,464円 (+91円、+3.8%)

 西尾レントオール <9699> が6日ぶり急反発。同社は建機レンタルを主力としており、経済対策による建設セクターへの追い風は同社にも及ぶ。4日取引終了後に16年9月期第3四半期累計(15年10月-16年6月)の連結決算を発表したが、売上高は870億円(前年同期比3.5%増)、営業利益は95億5800万円(同6.1%減)、最終利益は56億2200万円(同7.9%減)だった。しかし、通期予想に対する進捗率は営業利益段階で約80%に達しており、買い安心感につながった。トンネル工事で使われるコンクリート吹き付け機械が受注高水準で、財政投融資活用で大阪延伸工事の大幅前倒しが計画されているリニア中央新幹線の関連株の一角としても注目される。

■ファーストリテイリング <9983>  36,640円 (+1,140円、+3.2%)

 ファーストリテイリング <9983> が大幅に3日続伸。日銀によるETF買い入れ額が6兆円に拡大され、実際4日に707億円のETF買いが流入したことが判明した。ETF購入による影響が大きいのは日経平均採用の値がさ株とみられている。その代表株であるファーストリテは「日銀のETF買いで好影響が見込める」(市場関係者)との見方が出ている。また、7月のユニクロの既存店売上高は前年同月比18%増と好調。同社は単価上昇の一方、販売数量減少などが懸念されていたが、ここへきて採算改善に加え客数も増加に転じており、市場には「ユニクロ復活」に期待する見方も増えている。

■トヨタ自動車 <7203>  5,860円 (+169円、+3.0%)

 トヨタ自動車 <7203> が大幅続伸。同社は4日取引終了後、17年3月期の連結業績予想の修正を発表。売上高を26兆5000億円から26兆円(前期比8.5%減)へ、営業利益を1兆7000億円から1兆6000億円(同43.9%減)へ、最終利益を1兆5000億円から1兆4500億円(同37.3%減)へそれぞれ下方修正した。しかし、市場ではこれを下回る水準も想定されていただけにサプライズ感はなかった。同社に限らず自動車業界には円高の逆風が吹いている。円高デメリットは回避できず、売上高の目減りに加え利益の押し下げ要因として業績を圧迫しているが、これは株価に事前に織り込みが進んでいた。今回、通期の想定為替レートを1ドル=105円から102円に円高方向に見直し、実勢に近づけている。一方、販売需要は経済好調な北米向けなどを中心に悪くない。グループ全体の販売台数は従来予想を据え置いていることで買い安心感につながった。

■カカクコム <2371>  1,944円 (+51円、+2.7%)

 カカクコム <2371> が反発。同社が4日に発表した第1四半期(4-6月)業績は連結純利益が前年同期比18%増の34億7900万円と好調だった。特に、グルメサイト「食べログ」が好調で、課金飲食店数は6月末で5万店を突破し、同事業の売上高は23%伸びた。ドイツ証券は4日、第1四半期は概ね同証券の想定線で着地したと指摘。レーティングの「バイ」と目標株価2700円を継続している。

■森永乳業 <2264>  691円 (+18円、+2.7%)

 森永乳業 <2264> が後場に入って切り返した。同社は5日午後2時に、17年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。営業利益は72億9600万円(前年同期比64.1%増)となり、上半期計画115億円に対する進捗率は63.4%に達した。売上高は1534億9100万円(同2.1%減)で着地。ヨーグルトやチーズなどが前年同期実績を上回った半面、牛乳類や飲料はさえなかった。また、前期に実施した家庭用フローズン事業の譲渡による影響が減収につながった面もあった。なお、上半期および通期の業績予想は従来計画を据え置いている。

■国際石油開発帝石 <1605>  796.7円 (+7.7円、+1.0%)

 国際石油開発帝石 <1605> が堅調、小幅ながら続伸した。同社が4日取引終了後に発表した。17年3月期第1四半期の連結決算は売上高1981億3600万円(前年同期比18.9%減)、営業利益707億7300万円(同25.9%減)、最終利益78億6400万円(同67.2%減)と低調だった。原油市況の下落と円高デメリットに直撃された格好だ。ただ、株価は外部環境の逆風を織り込むかたちで年初から下値模索の展開を続けており、目先悪決算の発表で、出尽くし感から買い戻しも入り底堅い展開となっている。足もとWTI原油先物価格が反転上昇に転じていることも株価に味方した。

■JIA <7172>  2,697円 (+26円、+1.0%)

 4日、ジャパンインベストメントアドバイザー <7172> [東証M] が決算を発表。16年12月期上期(1-6月)の連結経常利益が前年同期比2.5倍の4.1億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。航空機リースや太陽光発電などの案件を組成。投資家からの旺盛な需要を背景に、出資金販売額が大きく伸びたことが寄与。

■日立製作所 <6501>  461.4円 (+4.4円、+1.0%)

 日立製作所 <6501> が堅調。同社は英国に高速鉄道向けなどの車両の最新鋭工場を建設しており、Brexit(英国のEU離脱)では悪影響が懸念された。ただ、英国の中央銀行であるイングランド銀行は5日、金融政策委員会で量的緩和の再開など金融緩和策を発表。Brexitによる景気悪化懸念の後退したことが前向きに評価されている。また、同社が先月29日に発表した第1四半期決算は、連結営業利益が前年同期比21%減だったが、市場予想を上回り順調な内容だったとの評価が出ている。

※5日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


株探ニュース

日経平均