【特集】決算マイナス・インパクト銘柄 【東証2部・新興市場】 … ＦＶＣ、オンコリス、ＤＡＣ　(8月4日発表分)

―決算で売られた銘柄！ 下落率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「マイナス・インパクト」となった可能性のある東証2部・新興市場の銘柄である。株価が決算発表前日の8月3日から4日の決算発表を経て5日9時27分現在、水準を切り下げている銘柄を下落率の大きい順にランキングした。

▲No.1　ＤＡＣ <4281>
　17年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比68.6％減の0.9億円に大きく落ち込み、通期計画の21億円に対する進捗率は4.6％にとどまり、5年平均の16.2％も下回った。

▲No.2　オンコリス <4588>
　16年12月期第2四半期累計(1-6月)の最終損益(非連結)は4.1億円の赤字(前年同期は4億円の赤字)に赤字幅が拡大した。

▲No.3　キョウデン <6881>
　17年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比85.9％減の0.2億円に大きく落ち込み、通期計画の11億円に対する進捗率は2.5％にとどまり、さらに前年同期の73.7％も下回った。

■決算マイナス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　下落率 　発表日　決算期　経常変化率

<4281> ＤＡＣ 　　　　ＪＱ 　 -10.30 　　8/ 4　　　1Q　　　-16.36
<4588> オンコリス 　　東Ｍ　　 -4.02 　　8/ 4　　上期　　　　赤拡
<6881> キョウデン 　　東２　　 -3.31 　　8/ 4　　　1Q　　　-41.47
<9641> サコス 　　　　ＪＱ　　 -2.94 　　8/ 4　　　3Q　　　　4.39
<9685> ＫＹＣＯＭ 　　ＪＱ　　 -2.48 　　8/ 4　　　1Q　　　-20.00

<9768> いであ 　　　　東２　　 -1.90 　　8/ 4　　上期　　　-16.14
<6322> タクミナ 　　　東２　　 -1.89 　　8/ 4　　　1Q　　　-29.41
<1724> シンクレイヤ 　ＪＱ　　 -1.64 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤縮
<3768> リスモン 　　　ＪＱ　　 -1.52 　　8/ 4　　　1Q　　　108.11
<7538> 大水 　　　　　東２　　 -1.47 　　8/ 4　　　1Q　　　-20.91

<8462> ＦＶＣ 　　　　ＪＱ　　 -1.29 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤拡
<6403> 水道機 　　　　ＪＱ　　 -1.05 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤拡
<5644> メタルアート 　東２　　 -0.99 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤転
<9857> 英和 　　　　　東２　　 -0.76 　　8/ 4　　　1Q　　　 25.00
<2813> 和弘食品 　　　ＪＱ　　 -0.45 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤転

<1728> ミサワ中国 　　ＪＱ　　 -0.40 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤拡
<2216> カンロ 　　　　東２　　 -0.37 　　8/ 4　　上期　　　　黒転
<6930> 日本アンテナ 　ＪＱ　　 -0.18 　　8/ 4　　　1Q　　　　赤拡

※下落率は「決算発表前日の終値を基準とした5日9時27分株価の変化率」。下落率、経常変化率は「％」。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。「3Q」は第3四半期累計決算。

株探ニュース