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【市況】米国株見通し:自律反発意識も、雇用統計待ち

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2156.758(-0.25) (18:45現在)
ナスダック100先物 4721.75(-6.50) (18:45現在)

18:45時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。

3日の米株式市場は上昇。朝方は売りが先行。その後上昇に転じると、原油相場の上昇に伴って株式相場も上げ幅を拡大した。7月ADP雇用統計が予想を上振れたほか、7月ISM非製造業景況指数が予想に概ね一致したことも好感された。ダウ平均は41.23ドル高の18355.00、ナスダックは22.00ポイント高の5159.74。

NYダウは前日に8営業日ぶりに反発となったが、これまでの調整で25日線レベルまで下げていたこともあり、自律反発といったところである。25日線を支持線に反発が意識されるところではあるが、週末の雇用統計、これを受けた利上げ観測の高まり等を見極めたいとする模様眺めムードが強まりやすいだろう。そのため、大きなトレンドは出難いと考えられる。

欧州は全般上昇して推移している。英中銀イングランド銀行がこの日利下げを実施するとの見方が広がるなか、英国市場では銀行株が堅調な値動きをみせている。もっとも、前月は予想外の金利据え置きだったこともあり、8月の緩和は想定内であろう。そのため、これを好感する流れは限られそうである。その他、経済指標では新規失業保険申請件数(先週)、製造業受注(6月)が予定されている。

《KK》

 提供:フィスコ

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