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【材料】日本M&Aセンター---第1四半期決算は大幅増収増益で着地、通期計画の達成に向けて業績は好調に推移。

日本M&A <日足> 「株探」多機能チャートより

日本M&Aセンター<2127>は7月29日に2017年3月期第1四半期(2016年4~6月期)決算を発表。売上高が前年同期比25.5%増の43.51億円、営業利益が同20.9%増の22.77億円、経常利益が同20.2%増の22.78億円、四半期純利益が同25.3%増の15.14億円で着地し、四半期ベースで上場来の過去最高益を更新した。会社側が計画する第2四半期累計の営業利益(37.00億円)に対する進捗率は61.5%と良好。業績は会社計画を上回るペースで進捗していると推察される。

当第1四半期も成約件数(M&A仲介件数)が前年同期比19件増の127件と順調に増加した。後継者不足や先行き不安に悩む中堅中小企業の増加によってM&Aニーズが強まる中、営業拠点やコンサルタント人数を拡充したことなどが奏功。また、M&Aを活用した戦略成長セミナーや特定業種に特化したセミナーなどを積極的に催した。今年4月にはシンガポールに初の海外拠点を開設。これを機会に海外M&A支援業務にも注力していく考えだ。

2017年3月期通期の業績予想は期初公表値を据え置いた。2017年3月期通期では売上高が前期比14.2%増の168.80億円、営業利益が同14.3%増の80.00億円、経常利益が同12.4%増の80.00億円、当期純利益が同12.2%増の54.30億円と過去最高業績を見込む。1株当たり年間配当金については、10月1日に実施予定の1:2の株式分割を考慮しないベースで前期比5.0円増配の54.0円を予定。なお、同社は今年4月に配当性向の目安を従来の35.0%から40.0%に引き上げた。

《TN》

 提供:フィスコ

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