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【市況】米国株見通し:底打ち意識した反発期待しづらい

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2148.00(-3.50) (21:18現在)
ナスダック100先物 4702.75(-7.50) (21:18現在)

21:18時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。

2日の米株式市場は下落。欧州株が全面安となったほか、日本の景気刺激策への失望感から売りが先行。その後も原油安や7月新車販売台数が前年同期比で減少したことも嫌気され、下げ幅を拡大した。6月個人支出が予想を上振れたほか、インフレ指標の一つであるPCEコア指数が予想に一致したものの、相場への影響は限定的だった。ダウ平均は90.74ドル安の18313.77、ナスダックは46.46ポイント安の5137.73。

欧州市場は前日の下げに対する自律反発とみられる流れか買いが先行したが、ユーロストック、英FTSE、独DAXが下げに転じてくるなど、弱含みとなっている。日本株市場は内閣改造もサプライズ感はなく、225先物はナイトセッションで16000円を一時割り込んでいる。これも嫌気されることになりそうである。

また、米経済指標では、ADP雇用統計(7月)が発表され、予想を上回る前月比17.9万人増となり、6月も17.6万人増に上方修正された。この後は、ISM非製造業景況指数(7月)が注目される。

NYダウは足元で7営業日続落となっている。25日線レベルまで下げていることもあり、いったんは自律反発が意識されやすいだろう。とはいえ、原油相場は40ドルを下回っての推移が続いており、底打ちを意識した反発は期待しづらいところであろう。

《KK》

 提供:フィスコ

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