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2016年08月03日16時11分

【特集】ミルボン Research Memo(4):プレミアムブランド『オージュア』が売上高の伸張に寄与

ミルボン <日足> 「株探」多機能チャートより

■2016年12月期第2四半期決算

(1)決算の全体像

2016年12月期第2四半期決算は、売上高14,218百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益2,423百万円(同2.3%増)、経常利益2,188百万円(同3.6%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益1,464百万円(同1.4%増)と、増収増益で着地した。

ミルボン<4919>は期初に第2四半期予想を公表していないため、計画対比の数値はないが、同社自身は計画どおりで進捗していると評価している。通期予想に対する進捗率は売上高が49.1%、営業利益が48.5%となっている。これらの数値は、過去のパターンに収まっている。なお、経常利益が減益となっているのは、2015年12月期に保険解約による収入があったことの反動減と2016年12月期第2四半期に為替差損を計上したことが原因だ。

製品分野別では、主力のヘアケア用剤の売上高は前年同期比11.2%増の8,511百万円と順調に伸長した。プレミアムブランド『オージュア』の拡大が続いていることや、プロフェッショナルブランドのアウトバストリートメントの各種新製品が好調に推移していることが要因だ。

染毛剤の売上高は同7.3%増の4,944百万円となった。2015年に発売したグレイカラー剤(白髪染め用染毛剤)『オルディーブ クリスタル』が引き続き好評で、今第2四半期も売上げを伸ばし、部門全体の増収をけん引した。また、オーガニックプレミアムブランドである『ヴィラロドラ』のカラー剤も、オーガニックならではの低刺激性や心地よさが評価され、計画を上回るペースで売上を伸ばして前期比増収に貢献した。

パーマネントウェーブ用剤は市場全体の需要低迷が継続するなか、同社の売上高も同7.5%減の664百万円にとどまった。

2016年12月期第2四半期は、販管費が前年同期に比べて595百万円(8.8%)増加している点が目立つ。これは、人員増や昇給に伴う人件費の増加や、国内拠点(東京銀座支店や札幌営業所など)の新設・増強に伴う賃借料の増加などによるものだ。ただし、売上高が伸長したため、売上高販管費率の数値は前年同期比横ばいの51.8%に抑制されている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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