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【通貨】東京為替:ドル底堅い、円高の反動による買戻しも

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

3日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い展開となった。前日海外市場にかけて円高が進んだ反動でドルは買い戻され、101円台を回復した。ドル・円は、前日海外市場で100円68銭まで下落。今日の東京市場では100円台後半で寄り付いた後、日経平均株価の下げ幅縮小を背景に買戻しが強まり、101円35銭まで値を戻した。日本の長期金利の低下でリスク回避的な円買いは弱まった。

また、浅川財務官の「為替市場に神経質な動きがある」などの円高けん制発言にも反応した。午後の取引では、日銀によるETF買入れ期待もあるが、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いており、ドルは上昇が抑えられる可能性はあろう。


ここまでのドル・円は100円86銭から101円35銭、ユーロ・ドルは1.1208ドルから1.1227ドル、ユーロ・円は113円19銭から113円64銭で推移した。



【要人発言】

・浅川財務官

「為替市場に神経質な動きがある」

・日銀議事要旨(6月15-16日開催分)

「個人消費の一部に弱さがみられることや円高の負の影響が今後表れることを考えると、下振れリスクは大きい」(ある委員)


【経済指標】

・中・7月財新サービス業PMI:51.7(6月:52.7)

《MK》

 提供:フィスコ

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