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【市況】東京株式(前引け)=海外株安受け続落、売り一巡後は下げ渋る

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 3日前引けの日経平均株価は前日比141円48銭安の1万6249円97銭と続落。前場の東証1部の売買高概算は10億1919万株、売買代金概算は1兆1063億9000万円。値上がり銘柄数は241、対して値下がり銘柄数は1654、変わらずは73銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、欧米株安と為替の円高進行などを背景に引き続きリスク回避の売りにさらされた。為替の円高を嫌気した輸出株や欧州の金融株安を受けた銀行セクターなどの下げが主導するかたちで、日経平均は一時250円強の下落をみせた。個別には四半期決算発表で好調な銘柄が買われる一方、悪かった銘柄には容赦ない売りが浴びせられている。政府の経済対策に対する期待などを背景に、売り一巡後は押し目買いが入り下げ渋る動きをみせた。ただ、値下がり銘柄数は全体の8割以上を占め、地合いの悪さが目立っている。

 個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも下落した。キーエンス<6861>も大幅安。前日ストップ高のニッセンホールディングス<8248>はきょうは一転してストップ安に売られた。カシオ計算機<6952>、丸井グループ<8252>、アダストリア<2685>が急落、良品計画<7453>の下げも目立つ。一方、任天堂<7974>が続伸、ファミリーマート<8028>は経営統合に絡む日経225採用思惑から一時ストップ高に買われる人気となった。ユニーグループ・ホールディングス<8270>も大幅高で4ケタ大台乗せ。また、ファーストリテイリング<9983>が急伸し全体株価に浮揚効果を与えている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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