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【材料】田辺三菱が反発、重点品の売り上げ好調で第1四半期営業利益2ケタ増

田辺三菱 <日足> 「株探」多機能チャートより
 田辺三菱製薬<4508>が反発。2日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1054億9300万円(前年同期比6.9%増)、営業利益292億700万円(同15.9%増)、純利益219億300万円(同18.4%増)と2ケタ増益となったことが好感されている。

 4月の薬価改定の影響はあったものの、関節リウマチ治療剤「シンポニー」が国内の流通の一本化の影響もあって大幅に伸長したほか、関節リウマチやクローン病の治療剤「レミケード」、糖尿病治療剤「テネリア」「カナグル」など重点品の売り上げが伸長したことが寄与。また、前期に実施した早期退職制度による人件費の改善や研究開発費の減少も増益に貢献した。

 なお、17年3月期通期業績予想は売上高4065億円(前期比4.5%減)、営業利益755億円(同7.7%減)、純利益570億円(同3.9%減)の従来予想を据え置いている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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