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【市況】概況からBRICsを知ろう~インドSENSEX指数は小幅続落、プラス圏で推移した後は売りに押された

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

【ブラジル】ボベスパ指数 56755.76 -0.96%
1日のブラジル株式市場は反落。主要指標のボベスパ指数は前日比552.45ポイント安(-0.96%)の56755.76で取引を終えた。57729.31まで上昇した後、一時56675.81まで下落した。
格上げ期待がやや後退していることが圧迫材料となった。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは最新リポートで、商品価格の下落がブラジル格付け見通しに悪影響を与えると指摘。不安定な経済と政治環境などを受け、弱い格付け見通しが2017年までに継続するとの見方を示した。また、通貨レアルがこの日、対米ドルで下落したことも足かせとなった。

【ロシア】MICEX指数 1947.36 +0.14%
1日のロシア株式市場は小反発。主要指標のMICEX指数は、前日比2.74ポイント高(+0.14%)の1947.36で取引を終了した。1964.27から1941.60まで下落した。

景気の底打ち観測が高まっていることが支援材料。ロシア中央銀行は1日、今年4-6月期の国内総生産(GDP)成長率がマイナス0.2-0.4%になるとの見方を示した。これより先、経済発展相は、4-6月期の成長率がマイナス0.6%になると予測した。また、中銀は、今年下期はプラス成長になると予測した。

【インド】SENSEX指数 28003.12 -0.17%
1日のインドSENSEX指数は小幅続落。前日比48.74ポイント安(-0.17%)の28003.12、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同1.95ポイント安(-0.02%)の8636.55で取引を終えた。

プラス圏で推移した後は売りに押された。欧州市場が軟調な展開を示したことを受け、欧州時間に入るとインド株にも売り圧力が強まった。また、この日に発表された7月の中国のHSBC製造業購買担当者指数(PMI、政府版)が下振れたことも警戒された。

【中国本土】上海総合指数 2953.39 -0.87%
週明け1日の上海総合指数は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前営業日比25.95ポイント安(-0.87%)の2953.39ポイントに続落した。約1カ月ぶりの安値水準に落ち込む。

上値の重さを嫌気。上海総合指数は先週後半、節目の3000ポイントを前に失速する動きが目立っていたため、地合いの悪化が警戒された。官民で公表された7月の中国PMIに関しては、特段の手がかりになっていない。国家統計局などが公表した7月の中国製造業PMIは49.9となり、5カ月ぶりに景況判断の境目となる50を下回った。半面、同月の財新・中国PMIは50.6に上向き、17カ月ぶりに節目の50を上回っている。

《CS》

 提供:フィスコ

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