【通貨】NY為替:低調な米経済指標を嫌気してドルは伸び悩む
ドル円 <日足> Slowストキャス 「株探」多機能チャートより
1日のニューヨーク外為市場でドル・円は、102円50銭から102円12銭まで下落後、102円43銭で引けた。米国の7月ISM製造業景況指数が予想を下回り、米6月建設支出も予想外のマイナスに落ち込んだため米国経済への失望感にドル売りが優勢となった。また、原油価格の下落を嫌ったリスク回避の円買いも観測された。
ユーロ・ドルは、1.1156ドルから1.1179ドルへ上昇し1.1163ドルで引けた。ユーロ圏製造業PMI改定値が予想外に速報値から上方修正されたことを好感したユーロ買いが優勢となった。ユーロ・円は、114円07銭から114円49銭へ上昇。
ポンド・ドルは、1.3219ドルから1.3174ドルへ下落。英国の7月製造業PMI改定値が予想外に3年間で最悪の水準に下方修正されたことを受けて利下げ観測を受けたポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは、0.9664フランから0.9697フランへ上昇した。
《MK》
提供:フィスコ