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【経済】米オイルリグ数が減少に転じる原油価格水準は、サンワード貿易の松永氏(三井智映子)


こんにちは、フィスコリサーチレポーター三井智映子の「気になるレポート」です。

米石油会社ベーカーヒューズによると、7月29日に発表された米国のオイルリグ数は前週比3基増の374基となり、4週連続で増加しています。年初から減少傾向を続けた米オイルリグ数は、5月27日時点で316基まで減少したものの、その後の2か月で58基も増加しました。

松永さんは『2015年5~6月にNY原油が60ドル付近まで上昇すると、同年7~8月に米オイルリグ数が47基増加し、それと共にNY原油が25ドル幅ほど急落しました。今回は、NY原油が50ドル付近まで上昇したことにより米オイルリグ数が2016年6~7月に58基も増加し、それと共にNY原油が50ドル付近から10ドル幅ほど下落しました。』とおっしゃっています。
米オイルリグ数とNY原油の価格との関係は以前も記事でお伝えさせていただきましたね。

原油価格については、
『今後のNY原油のテーマは、「どこまでNY原油が下落すれば、米オイルリグ数が減少に転じるのか?」となりそうです。』とのことでした。
そのタイムラグについては、『シェール油田の開発期間が比較的短期間で済むことから、NY原油価格の変動に対してそれほど時間差を生じずに米オイルリグ数が変化するようです。』と指摘されていました。

足元では米オイルリグ数の増加傾向の継続によって米原油生産も増加傾向を続けています。
引き続き原油価格と、オイルリグ数を注視していきたいと思います。

上記の詳細コメントは、ブログ「松永総研~北浜の虎と呼ばれた男~」の8月1日付の「原油市場」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 三井智映子

《NO》

 提供:フィスコ

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