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【市況】日経平均は続伸、米4-6月期GDP受け売り先行も切り返す/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は続伸。米4-6月期国内総生産(GDP)速報値が市場予想を下回ったことが嫌気され、前週末29日のNYダウは5日続落。為替市場では一時1ドル=101円台まで円高が進み、こうした流れを受けて日経平均は153円安からスタートした。寄り付き後は16319.15円(前週末比250.12円安)まで下落する場面があったが、円高一服とともに下げ渋り、プラスへと切り返した。後場の寄り付き後に本日の高値16677.49円(同108.22円高)を付けると上げ一服となったが、その後もおおむねプラス圏で推移した。

大引けの日経平均は前週末比66.50円高の16635.77円となった。東証1部の売買高は24億0409万株、売買代金は2兆4867億円だった。業種別では、銀行業が3%超上昇したほか、情報・通信業、精密機器が上昇率上位だった。一方、証券が3%超下げたほか、空運業、ガラス・土石製品が下落率上位だった。

個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほ<8411>といったメガバンク株が買われたほか、ソニー<6758>や第一生命<8750>などが堅調。指数寄与度の大きいソフトバンクグ<9984>やファーストリテ<9983>が4%近く上昇し、指数を押し上げた。前週末に1四半期決算を発表したりそなHD<8308>は7%超、コーセー<4922>やHOYA<7741>は8%超の上昇に。また、虹技<5603>、ミロク情報<9928>、日本ライフL<7575>などが東証1部上昇率上位となった。一方、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、花王<4452>、富士重<7270>などが軟調。村田製<6981>や東エレク<8035>は3%超、野村<8604>は5%超の下げ。パナソニック<6752>は第1四半期決算を受けて7%近い下落に。また、ウシオ電<6925>、ミライトHD<1417>、きんでん<1944>が東証1部下落率上位となった。なお、東証1部の値下がり銘柄数は全体の約7割に上った。
《HK》

 提供:フィスコ

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