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【材料】三井不など不動産株が続落、ドイツ証券は目標株価引き下げ

三井不 <日足> 「株探」多機能チャートより
 三井不動産<8801>や住友不動産<8830>など不動産株が続落。前週末7月29日に日銀は追加緩和を発表したものの、ETF(上場投信)の買い入れ額拡大にとどまりマイナス金利の深堀りなどはなかった。市場で期待されていた、金利低下につながる政策がなく不動産株には失望売りが膨らんだ。全般相場が軟調に推移するなか、この日も依然、不動産株は売り優勢の展開となっている

 ドイツ証券は29日、三井不と住友不の目標株価をそれぞれ3350円から2850円、4460円から3795円に引き下げた。レーティングは、両社ともに「バイ」としている。同証券では、マイナス金利は最悪手と反対しているが、「日銀はすでに金融緩和に深入りしすぎており、現状ではメリットよりデメリットが大きくなっている」と指摘。今回の日銀会合では「金融緩和の限界を露呈する形」となったとみている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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