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2016年08月01日09時56分

【材料】ソニーが続伸で年初来高値更新、第1四半期最終利益74%減も悪材料出尽くし感強まる

ソニー <日足> 「株探」多機能チャートより
 ソニー<6758>が続伸して年初来高値を更新している。7月29日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算を発表し、売上高1兆6131億9900万円(前年同期比10.8%減)、営業利益561億9200万円(同42.0%減)、純利益211億6600万円(同74.3%減)と大幅減収減益となったが、悪材料出尽くし感から買われている。

 「プレイステーション4」のソフトウエアの増収によりゲーム&ネットワークサービス(G&NS)分野は伸長したものの、為替の影響やスマートフォンの販売台数の大幅な減少でモバイル・コミュニケーション(MC)分野が落ち込んだほか、ソニー生命保険で特別勘定における運用損益が悪化したことによる金融分野の減収が響いた。ドル建てでの部品調達比率が高いMC分野は円高と構造改革の効果などで損益が改善したものの、熊本地震の影響で熊本工場(熊本県菊陽町)が被災し、半導体分野やイメージング・プロダクツ&ソリューション(IP&S)分野の損益が悪化したことにより収益の大幅な悪化につながった。

 なお、17年3月期通期業績予想は、売上高を7兆8000億円から7兆4000億円(前期比8.7%減)へ下方修正したが、営業利益は3000億円(同2.0%増)、純利益は800億円(同45.9%減)で据え置いており、これも買い安心感につながったもよう。なお、前提為替レートは、従来の1ドル=110円前後から103円前後へ、同1ユーロ=120円前後から114円前後へ変更している。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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