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2016年07月29日15時40分

【市況】紙パルプセクター、国内大手証券は日本紙の17年3月期~19年3月期は200億円台の営業利益水準とみる

日本紙 <日足> 「株探」多機能チャートより
 SMBC日興証券の紙パルプセクターのリポートでは、6月のコート紙・微塗工紙の内需は、前年同月比3.8%減の36.7万トン、段ボール原紙の国内出荷は、同2.1%増の77.1万トンだったと紹介。コート紙・微塗工紙の市況面では、短期的に輸入紙の流入リスクは後退しつつあるとみるも、足もとで2016年度下期の大口案件の入札が始まっているが、大口向けの価格は一段と水準が切り下がってきていると推測。

 また、段ボール原紙の市況面では、関西圏を中心に弱含みの展開になっているとみるほか、主要段ボール原紙メーカーは、足もと、段ボール古紙の調達に関して、プレミアム価格部分を縮小するかたちで国内の調達価格を引き下げたもようと指摘。今回の段ボール古紙の調達価格の引き下げが、今後の段ボール原紙市況にどのような影響を与えるかに注目。

 業種格付けを「弱気」とするなか、紙パルプセクターでは、印刷用紙の内需低迷および市況軟化、大手一貫メーカーの自社原紙消費の拡大による段ボール原紙の販売数量減少、などを主因に17年3月期から19年3月期にかけても200億円台の営業利益水準にとどまる可能性が高い日本製紙<3863>の投資評価を「3」(アンダーパフォーム)としている。
《MK》

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