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2016年07月29日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ (2) ―本日につながる期待株は?―

ブロンコB <日足> 「株探」多機能チャートより

■ブロンコビリー <3091>  3,245円 (+140円、+4.5%)

 ブロンコビリー <3091> が高い。同社の業績見通しに対してアナリストからの強気評価が出ている。いちよし経済研究所は27日、同社株のフェアバリューを3900円から4100円に引き上げた。レーティングは「A」を継続した。仕入れコストの削減やセントラルキッチンの生産性向上などで業績は拡大基調。輸入牛肉の仕入れ価格低下も見込める。同証券では、16年12月期の連結営業利益は前期比27%増の31億円(会社予想28億円)と増額修正を予想している。岩井コスモ証券も27日、業績好調を評価し同社株の投資判断の「A」を継続するとともに、目標株価を3800円(従来3000円)に引き上げている。

■フロイント産業 <6312>  1,670円 (+51円、+3.2%)

 フロイント産業 <6312> [JQ]が反発。岩井コスモ証券が27日付のリポートで、投資判断「A」、目標株価2000円でカバレッジを開始したことが好感された。同社は、医薬品の製造機器で国内首位を占めているほか、添加剤などの化成品を手掛けている。国内のジェネリック医薬品メーカーによる増産投資が同社の業績を中長期的に押し上げるとしており、17年2月期営業利益予想は会社計画19億円を上回る21億円を見込んでいる。

■日本航空電子工業 <6807>  1,531円 (+46円、+3.1%)

 日本航空電子工業 <6807> が続伸。27日取引終了後、17年3月期の連結業績予想について、急激な円高による為替差損の発生および円高傾向が続くとの見通しから営業利益を190億円から160億円(前期比10.8%減)へ下方修正したが、業績下振れは想定内との見方から買われている。なお、売上高は2100億円(同17.0%増)で据え置いた。注力する携帯機器、自動車、産機・インフラを中心に売上高は堅調に推移すると見込んでいる。あわせて発表した第1四半期の連結決算は売上高366億9400万円(前年同期比24.5%減)、営業利益14億3100万円(同78.1%減)だった。

■カワチ薬品 <2664>  2,247円 (+62円、+2.8%)

 27日、栃木地盤のドラッグチェーンであるカワチ薬品 <2664> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比34.2%増の17.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。価格戦略や品揃えの見直しを図り既存店売上高が堅調に推移する中、販管費を抑制したことなどが利益拡大に貢献した。上期計画の34.5億円に対する進捗率は51.1%に達しており、堅調な業績を好感する買いが向かった。

■ベクトル <6058>  2,898円 (+74円、+2.6%)

 ベクトル <6058> が反発。いちよし経済研究所では、海外PRはやや低調も、その他は予想を上回るペースで推移していると指摘。特に、動画事業(NewsTV)が急拡大していることを勘案し、18年2月期の営業利益予想を39億円から42億円に、19年2月期を同50億円から54億円に引き上げた。レーティングは「A」を継続、フェアバリューを3400円から3700円に引き上げている。

■日本取引所グループ <8697>  1,434円 (+36円、+2.6%)

 日本取引所グループ <8697> が後場プラス転換。28日正午ごろに自社株買いを発表しており、これを好材料視した買いが入った。上限を1000万株(発行済み株数の1.82%)、または100億円を上限としており、取得期間は7月29日から来年1月27日まで。負債を活用した資本政策を実施するとともに、株主還元の充実を図るためとしている。同時に発表した第1四半期(4-6月)連結決算は、営業収益267億2100万円(前年同期比3.9%減)、営業利益143億4800万円(同14.3%減)、純利益95億8300万円(同11.0%減)だった。株式などの売買代金が前年同期を下回ったことに加えて、売買システムのリプレースに伴う償却費の増加などがあり、2ケタ減益を余儀なくされた。なお、17年3月期通期業績予想は、営業収益1080億円(前期比5.9%減)、営業利益540億円(同18.5%減)、純利益385億円(同14.2%減)の従来予想を据え置いている。

■タカラバイオ <4974>  1,483円 (+34円、+2.4%)

 27日、タカラバイオ <4974> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.0倍の6.5億円に急拡大して着地したことが買い材料。主力のバイオ産業支援事業で研究用試薬の販売が大きく伸びたことが寄与。売上構成の良化による採算改善も大幅増益に貢献した。

■ブイ・テクノロジー <7717>  13,980円 (+240円、+1.8%)

 ブイ・テクノロジー <7717> が全体悪地合いに流されず続伸。保土谷化学工業 <4112> 、タツモ <6266> なども上値を指向する強さをみせた。来年に発売が予定されるiPhoneの次世代機種でアップルは有機ELパネルを採用する方針で、これに伴い有機ELメーカーの生産増強の動きが相次いでいる。特に量産技術を有する韓国大手2社の動きには世界の注目が集まっている。そうしたなか、27日に韓国LGディスプレーが日本円にして1900億円を投じ、スマートフォン用有機ELパネルの生産ラインを新設することを発表、関連銘柄の株価を刺激している。Vテクは有機EL蒸着過程での需要が見込まれるファイン・ハイブリッド・マスク(FHM)を展開するほか、有機ELの正孔輸送材と韓国子会社で発光材料を手掛ける保土谷化などは同分野の関連最右翼として注目されている。

■日立建機 <6305>  1,711円 (+24円、+1.4%)

 日立建機 <6305> が続伸。28日の取引終了後、17年3月期の連結業績見通しについて、売上高を7200億円から7000億円(前期比7.7%減)へ、営業利益を360億円から280億円(同19.8%増)へ、純利益を80億円から50億円(同43.2%減)へ下方修正したが、織り込み済みとの見方が強まっている。従来想定した為替レートに対して大幅な円高で推移していることに加えて、第2四半期以降の想定為替レートを1ドル=110円(4月27日想定時)から100円へ、1ユーロ=120円(同)を110円へ、1元=17.0円(同)から15.0円へ変更したことが要因としており、足もとの為替が想定より円安で進んでいることもプラスに働いているようだ。なお、同時に発表した第1四半期(4-6月)決算は、売上高1613億200万円(前年同期比9.1%減)、営業利益24億4900万円(同55.4%減)、最終損益16億円の赤字(前年同期27億9700万円の黒字)だった。建設機械およびマイニング機械需要の低迷で売上高が落ち込んだことに加えて、為替の影響を大きく受けた。

■楽天 <4755>  1,168円 (+15円、+1.3%)

 楽天 <4755> が高い。同社は、東証が7日に発表したTOPIX浮動株比率の定期見直しで、同比率が0.55から0.6に引き上げられた。これに伴うTOPIXのリバランス需要が、この日の引けにかけて発生するとみられている。

■味の素 <2802>  2,577.5円 (+32円、+1.3%)

 味の素 <2802> が後場上げ幅を拡大。28日午後2時ごろ、消却前発行済み株数の2.03%に相当する1189万9300株の自社株を8月9日付で消却すると発表しており、需給面への好影響を期待した買いが入った。同時に発表した第1四半期(4-6月)連結決算は、売上高2629億1800万円(前年同期比9.9%減)、営業利益205億5100万円(同11.4%減)、純利益137億7600万円(同57.1%減)だった。為替の影響で海外調味料・加工食品が減収となったほか、動物栄養製品が大きく落ち込んだ。また、医薬事業の再編でEAファーマが連結子会社から持ち分法適用会社となったことも響いた。なお、17年3月期通期業績予想は、売上高1兆1860億円(前期比0.2%増)、営業利益910億円(同0.1%増)、純利益510億円(同19.6%減)の従来予想を据え置いている。

※28日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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