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2016年07月28日15時40分

【経済】三菱ケミカルが中国事業再編、PTA・PTMG事業の持分売却

三菱ケミHD <日足> 「株探」多機能チャートより

三菱ケミカルホールディングス<4188>は27日、中国事業を一部再編すると発表した。浙江省に置く寧波三菱化学公司、MCC高新聚合産品(寧波)公司の持分を譲渡する方針。両社はそれぞれ、高純度テレフタル酸(PTA)事業、ポリテトラメチレンエーテルグリコール(PTMG)事業を手がけている。
同社は2011~15年の中期経営計画「APTSIS 15」で掲げた成長戦略の一つとして、石化事業の構造改革を進めてきた。今回、PTA事業、PTMG事業の再編を行うことで、同改革の主要課題に一区切りをつける。その上で、現行の「APTSIS 20」のもと、機能商品や素材、ヘルスケアの各分野で、事業の成長を通じた収益性の向上に注力していく。
中国のPTA市場では12年以降、リーマンショック後の金融緩和、地方政府の積極的な産業誘致政策などを背景に大規模な設備投資が行われた。その結果、設備過剰の状態が継続し、供給が需要を大きく上回る状態が続いている。このような環境下、同社は「APTSIS 15」の中でPTA事業を「再構築事業」と位置付け、製造コストの削減など各種の取り組みを進めてきたが、PTA事業を取り巻く環境は今後も変わらないと判断。ウレタン樹脂などの主原料であるPTMGについても、設備過剰の状態が継続しているため、今回の持分譲渡を決めた。
同社は併せて、インドでPTA事業を手がけるMCC PTA India Corp.Private Limitedについても、持分を譲渡する方針。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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