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【通貨】東京為替:ドル・円は104円83銭付近、米9月利上げ期待の後退で

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

28日午前の東京外為市場ではドル・円は104円83銭付近。米連邦準備制度理事会(FRB)の9月利上げ期待が後退したことが背景。ドル・円は、朝方の取引で105円43銭を付けた後、輸出企業による月末の円買いがみられたほか、日経平均株価の弱含みで105円を割り込んだ。市場では、FRBが9月利上げに消極的だったとの見方から、やや失望感が広がった。

104円後半には個人の買い意欲が観測されており、ドルは105円付近から大きく下落する展開とはなっていない。ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続き、日銀の政策発表を明日に控えた状況でもあるため、積極的なドル買いは入りにくいだろう。また、米原油先物ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)が供給過剰の長期化懸念で弱含みが続いており、目先はリスク回避の円買い要因として意識されそうだ。

ここまで、ドル・円は104円65銭から105円43銭、ユーロ・ドルは1.1053ドルから1.1075ドル、ユーロ・円は伸び悩み、115円87銭から116円71銭で推移。

【要人発言】
・プーチン大統領
「ドーピング・コントロールに対する統一した国際的要求を作る必要があると確信」

・ユーログループ議長
「スペインとポルトガルは財政健全化努力が不十分なのに、欧州委が対処しないのは
残念」

《XH》

 提供:フィスコ

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