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【材料】JR西日本が反落、第1四半期は北陸新幹線の開業効果一巡で営業2ケタ減益

JR西日本 <日足> 「株探」多機能チャートより
 JR西日本<9021>が反落し、JR3社の中でも下落が目立つ。27日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高3381億4800万円(前年同期比0.9%減)、営業利益453億2100万円(同11.2%減)と2ケタ減益となったことが嫌気されている。

 昨年3月に金沢駅まで延伸した北陸新幹線の開業効果が一巡したことに加えて、4月の熊本地震の影響で、九州新幹線と相互乗り入れを行う山陽新幹線の乗客数が減少し、運輸収入が落ち込んだ。また、百貨店の売り上げが軟調だったことから流通業も減少し、全体の業績を押し下げた。

 なお、17年3月期通期業績予想は、売上高1兆4500億円(前期比0.1%減)、営業利益1755億円(同3.3%減)の従来予想を据え置いている。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

最終更新日:2016年07月28日 12時04分

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