【市況】東京株式(前引け)=反落、決定会合にらみ買い手控え感
日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
きょう前場の東京株式市場は、前日の反動で利益確定の売り優勢。為替の円高進行を背景に日経平均株価は一時1万6400円台まで売り込まれたが、前場後半は下げ渋った。大規模な経済対策に対する期待感はあるものの、あすに日銀の金融政策決定会合の結果を控え、これを見極めたいとの思惑から買いが手控えられた。東証1部全体の7割の銘柄が値を下げている。
個別では、任天堂<7974>が続落、富士フイルムホールディングス<4901>も大幅安。シー・ヴイ・エス・ベイエリア<2687>、ホシデン<6804>、ミネベア<6479>などの下げも目立つ。さくらインターネット<3778>、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>なども安い。半面、SUMCO<3436>が上昇、NTN<6472>も買われた。九電工<1959>が値を飛ばし、アドバンテスト<6857>も物色人気を集めた。ミスミグループ本社<9962>が大幅高、不動テトラ<1813>も高い。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)