【特集】<みんかぶ・個人投資家の予想から>=「売り予想数上昇」1位に任天堂
任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより
28日の東京株式市場で、任天堂の株価は大幅続落となっている。同社が27日発表した16年4~6月期の連結決算は、売上高619億6900万円(前年同期比31.3%減)、営業損益51億3400万円の赤字(前年同期は11億4900万円の黒字)、最終損益は245億3400万円の赤字(同82億8400万円の黒字)となった。円高の進行で、為替差損を計上したことが響いた。
ニンテンドー3DSハードが94万台(前年同期比7%減)、WiiUハードは22万台(53%減)にとどまったのに加え、amiibo(アミーボ)も対応新作ソフトが少なかった影響で、フィギュア型が約170万体、カード型は約130万枚にとどまった。
営業損益が51億3400円の赤字となったことに加え、円高進行で外貨建て資産について350億円の為替差損を計上した結果、経常損益は386億円の赤字となった。ただ、通期の業績予想は修正せず、売上高5000億円(前期比0.9%減)、営業利益450億円(同36.9%増)、最終利益350億円(同2.1倍)は据え置いている。
なお、人気のスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」を手掛ける任天堂の関連会社「ポケモン」は27日、7月末に発売を予定していた専用のウェアラブル端末「ポケモンGOプラス」の発売を9月に延期すると発表している。
出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)