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【材料】リプロセル--- iPS細胞作製受託サービス開始。世界初、尿の細胞からiPS細胞を作製

リプロセル <日足> 「株探」多機能チャートより

リプロセル<4978>は26日、同社グループのStemgent社にて開発した、尿の細胞からiPS細胞を作製する事が出来る「次世代RNAリプログラミング技術」によるiPS細胞作製受託サービスを開始すると発表。これまで、iPS細胞はヒトの皮膚および血液から作製することが一般的であったが、尿からiPS細胞を作製する技術の事業化は同社が世界初とのこと。

従来の皮膚や血液の細胞の採取に比べて尿は採取が極めて容易であり、採取場所や時間の制限も受けず、時間的、身体的負担を大幅に軽減することが可能。さらに、本次世代RNAリプログラミング技術では従来と同様皮膚や血液からもiPS細胞が作製可能だが、従来技術より樹立効率・利便性が向上し、iPS細胞作製時のガン化のリスクも低減しているとしている。

本技術の詳細は、2016年6月に米サンフランシスコで開かれた国際幹細胞学会(ISSCR)にて発表。

現時点での主なサービス提供先としては、国内外のiPS細胞研究機関や製薬企業などiPS細胞を取り扱っている団体や企業を想定している。

《TN》

 提供:フィスコ

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