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【市況】27日の中国本土市場概況:上海総合1.9%安と3日ぶり反落、証券株に売り

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

27日の中国本土市場は値下り。主要指標の上海総合指数は、前日比58.17ポイント(1.91%)安の2992.00ポイントと3日ぶりに反落した。一時3.6%安の2939.23ポイントまで下げている。上海A株指数も下落し、60.90ポイント(1.91%)安の3132.09ポイントで引けた。外貨建てB株相場も反落。上海B株指数は6.37ポイント(1.81%)安の346.47ポイント、深センB株指数は22.82ポイント(1.98%)安の1126.96ポイントで終了した。

証券株が急落し、全体相場の重し。中国証券監督管理委員会が証券会社が扱う理財商品(高利回りの金融財テク商品)の監督・管理を強化する??と伝えられたことなどが嫌気されている。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は5.45%安と急落。中小型株を好む個人投資家のセンチメントを悪化させた。

業種別では、証券株の下げが目立つ。中国光大証券(601788/SH)が4.0%安、興業証券(601377/SH)が3.0%安、国泰君安証券(601211/SH)が2.7%安で引けた。ITハイテク関連株も安い。素材関連株やインフラ関連株、消費関連株、不動産株なども下げている。

半面、上海拠点の銘柄群は逆行高。上海市の国有企業改革は今年下半期に加速する??との見通しが刺激材料となった。上海国際港務(600018/SH)が5.5%高、上海機電(600835/SH)が3.4%高と値を上げている。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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