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【市況】マザーズ指数は反発、ミクシィやサイバーダインが買われるも売買低調で伸び悩む/マザーズ市況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 本日のマザーズ市場では、経済・金融政策への期待の高まりを背景に、日経平均が大幅反発したことに連れて買いが先行した。ミクシィ<2121>やサイバーダイン<7779>といった主力銘柄にリリースを材料視した物色が向かったことも指数を押し上げた。ただ、買いが続かず5日線や25日線、足元のもち合いレンジ上限などで上げ一服となる銘柄が目立った。なお、マザーズ指数は反発、売買代金は概算で575.54億円と前日からさらに減少し、昨年9月以来の低水準だった。騰落数は、値上がり110銘柄、値下がり108銘柄、変わらず10銘柄となった。マザーズ指数は900pt台前半でこう着感を強めている。
 個別では、サイバーダインやミクシィのほか、農業総合研究所<3541>、じげん<3679>、MDNT<2370>などが上昇。サイバーダインは米国子会社の設立、ミクシィは新ゲームの事前登録開始を発表している。MDNTはシミックHD<2309>との提携が材料視され一時29%高となった。日本銀行が追加の金融緩和を検討との報道で不動産株にも物色が向かい、アンビション<3300>が20%近い大幅上昇。直近IPO銘柄のセラク<6199>、バーチャレクス<6193>、AWS?HD<3937>は10%超の上昇となった。また、業績予想の上方修正を発表したインベスターC<1435>と独社ソフトウェアの独占提供を発表したグローバルW<3936>がストップ高で取引を終えた。一方、マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>や、モブキャス<3664>、Trends<6069>、インフォテリア<3853>、モバファク<3912>などが軟調。また、PSS<7707>、インソース<6200>、AppBank<6177>、sMedio<3913>は利益確定売りに押され10%を超える下げとなった。
《HK》

 提供:フィスコ

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