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【通貨】東京為替:ドルは106円台に上昇、大型経済対策や日銀追加緩和の思惑広がる

ドル円 <5分足> 「株探」多機能チャートより

27日午前の東京外為市場では、ドル・円は一段高となった。堅調な日経平均株価を受けリスク選好的な動きが広がっている。ドル・円は104円後半で寄り付いた後、日経平均株価が前日比200円超上昇したことで105円台を回復。その後も株高の持続や政府の大型経済対策、日銀追加緩和への期待でリスク選好的な買いが続き、ドルは106円29銭まで値を上げた。

また、10時半に発表されたオーストラリアの4-6月期消費者物価指数(CPI)は、市場の予想通り前期比+0.4となり、1-3月期の-0.2%を上回った。豪早期利下げ観測は弱まり、市場に安心感が広がったこともドルの底堅い値動きにつながった。

ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いで推移している。日本時間28日3時の米連邦準備制度理事会(FRB
)による政策発表を前に様子見ムードは広がりやすいが、ドル買いは午後も続く可能性があろう。

ここまで、ドル・円は104円63銭から106円29銭、ユーロ・ドルは1.0982ドルから1.0994ドル、ユーロ・円は114円93銭から116円81銭で推移した。

【要人発言】

・米民主党
「クリントン元国務長官を党の大統領候補に正式指名」



【経済指標】
・豪・4-6月期消費者物価指数:前期比+0.4%(予想:+0.4%、1-3月期:-0.2%)

《MK》

 提供:フィスコ

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