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【市況】日経平均は143円高でスタート、金融政策への期待の高まりや堅調な企業決算が支えに/寄り付き概況

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 16526.06 (+143.02)
TOPIX  : 1316.53 (+9.59)

[寄り付き概況]

 日経平均は4日ぶりに反発してスタートした。26日の米国市場では、NYダウが19ドル安となる一方、ナスダック総合指数が小幅に上昇するなど高安まちまちだったが、予想を上回る米経済指標が相次いだことに加え、日銀が追加緩和案の検討作業に入ったとの報道もあり、為替相場は円安方向に振れた。こうした流れを受けて、日経平均は3ケタの上昇でスタートすると、金融政策に対する期待の高まりや堅調な企業決算を背景に上げ幅を200円超に広げてきている。

 売買代金上位では、トヨタ自<7203>、ソフトバンクグ<9984>、アステラス薬<4503>、ファーストリテ<9983>などが堅調。米アップルの株価上昇が材料視された村田製<6981>や業績予想の上方修正を発表したアサヒ<2502>が4%前後上昇している。第1四半期決算と通期予想を発表した信越化<4063>は11%高と急伸。ミネベア<6479>も7%前後の上昇と上げ目立つ。一方、任天堂<7974>や花王<4452>、シマノ<7309>、NTT<9432>などが軟調。伊藤忠<8001>が5%前後、サノヤスHD<7022>が8%超下げている。

 セクターでは、化学、ゴム製品、その他金融業が上昇率上位。反面、その他製品、卸売業、保険業が下落率上位となっている。

《WA》

 提供:フィスコ

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