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2016年07月27日05時20分

【注目】前日に「買われた株!」総ザライ ―本日につながる期待株は?―

ホシデン <日足> 「株探」多機能チャートより

■ホシデン <6804>  839円 (+98円、+13.2%)

 東証1部の上昇率トップ。三菱UFJモルガン・スタンレー証券が25日付でホシデン <6804> の投資判断を「ニュートラル(中立)→オーバーウエイト(強気)」に引き上げ、目標株価を700円→1240円に増額したことが買い材料視された。リポートでは、スマホ向けゲームアプリ「ポケモンGO」が世界的大ヒットとなる中、近日任天堂から発売予定のデバイス「ポケモンGO Plus」に注目。過去の経緯から同製品をODM生産するのはホシデン、ミツミ電機、台湾ホンハイの3社と予想している。同証券では、「ポケモンGO Plus」のシェア50%獲得を踏まえ、17年3月期の連結営業利益を12億円→42億円(会社計画は22億円)、18年3月期を15億円→115億円にそれぞれ上方修正した。

■メルコホールディングス <6676>  2,680円 (+250円、+10.3%)

 東証1部の上昇率2位。25日、メルコホールディングス <6676> が発行済み株式数(自社株を除く)の15.61%にあたる300万株(金額で80億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月26日から17年7月25日まで。同時に発表した17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比20.2%増の16.9億円に伸びて着地したことも好感された。高付加価値品を中心にネットワーク製品の販売が伸びたことが寄与。海外事業の構造改革に加え、円高による原価低減も大幅増益に貢献した。

■さくらインターネット <3778>  1,018円 (+65円、+6.8%)

 東証1部の上昇率4位。さくらインターネット <3778> が大幅高で6連騰、6月17日以来の4ケタ大台回復となった。同社はデータセンターを運営するが時流に乗り業績は拡大基調にあり、フィンテック関連の一角としても注目度が高い。ITインフラのアウトソーシング需要の高まりやクラウド、人工知能(AI)、ディープラーニングといった新サービス分野の牽引で拡大していく見通しで、データセンターの新設備稼働などで同社はこの需要を取り込んでいる。同社が25日取引終了後に発表した17年3月期の第1四半期(4-6月)連結決算は、売上高が32億2400万円(前年同期比10.0%増)と2ケタ増収を確保、営業利益は2億9100万円(同0.2%増)と横ばいながら、中間期計画に対する進捗率は73%に達しており、これをプラス評価する動きが優勢となっている。

■プレサンス <3254>  4,430円 (+200円、+4.7%)

 東証1部の上昇率10位。プレサンスコーポレーション <3254> が大幅続伸。国内大手証券では、近畿圏や中京圏は東京市場と異なり価格が安めであることもあり、高い利回りとなる投資用マンションを提供しやすいと指摘。低金利と相まって市場は相対的に良好なことから、同社の営業利益は17年3月期から19年3月期まで年率10%成長が続く可能性が高いと予想。レーティング「バイ」、目標株価4950円でカバレッジを開始している。

■大垣共立銀行 <8361>  323円 (+13円、+4.2%)

 25日、大垣共立銀行 <8361> が17年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の78億円→136億円に74.4%上方修正。減益率が44.0%減→2.4%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。保有する仕組貸出債権の一部を売却することに伴い、貸出金売却益70億円が発生することが利益を押し上げる。

■信越ポリマー <7970>  655円 (+26円、+4.1%)

 25日、信越ポリマー <7970> が決算を発表。17年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.8%増の11.9億円に伸びて着地したことが買い材料。半導体業界の需要拡大を追い風に、半導体ウエハ容器の販売が好調だったことが寄与。ラッピングフィルムが伸びた住環境・生活資材事業の黒字転換も増益に貢献した。併せて、非開示だった通期の業績予想は連結経常利益が前期比10.3%増の50億円に伸びる見通しを示した。業績好調に伴い、従来未定としていた今期の年間配当は12円(前期は9円)実施する方針としたことも買い気を誘った。

■メタウォーター <9551>  3,005円 (+97円、+3.3%)

 メタウォーター <9551> が4日ぶりに反発。同社は25日、東京都下水道局と「森ヶ崎水再生センター(西)高速ろ過設備工事」および「南部汚泥処理プラント脱水焼却電気設備再構築工事」の工事請負契約を結んだと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。また、同日には17年3月期第1四半期(4-6月)の連結決算を発表。今年1月に米アクア エアロビックシステムズを子会社化した効果などで売上高は112億1900万円(前年同期比47.1%増)、営業損益は24億6900万円の赤字(前年同期は31億2200万円の赤字)となった。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,372円 (+156円、+3.0%)

 ソフトバンクグループ <9984> が反発。FOMC、日銀金融政策結滞会合を控え軟調ムードの中で同社株が相場のけん引役になった。米モバイル通信会社スプリント社のポジティブ好決算で米国市場でスプリント株が急上昇したことが好感された。直近ではARMホールディングスを3兆3000億円で買収したり、ガンホー・オンライン・エンターテイメント <3765> 株式を売却したりと話題に挙がる。ARM買収により市場の評価はソフトバンク株にマイナスの動きとなったが、JPモルガン証券では「依然として現状株価から20%のアップサイドを想定」とコメント。国内通信業の安定性、コスト削減効果によるスプリントの事業改善、4-6月期決算で携帯端末の値引き抑制に業績に大きなサプライズはないとしている。目標株価を7450円から6500円に引き下げるも、株価は「売られ過ぎの感が歪めない」とポジティブな内容だった。

■GMO-PG <3769>  5,740円 (+130円、+2.3%)

 GMOペイメントゲートウェイ <3769> が小幅に続伸。国内大手証券では、決済および金融関連サービスにより、年率25%以上の高い持続的利益成長が期待できると指摘。短期業績のモメンタムは良好、中期ではASEAN地域の展開に期待して、2020年前後に経常利益100億円の達成は可能と解説。レーティング「バイ」、目標株価6500円でカバレッジを開始している。

■ディー・エヌ・エー <2432>  2,719円 (+61円、+2.3%)

 ディー・エヌ・エー <2432> が3日ぶりに反発。25日の取引終了後、子会社のDeNAトラベルが、シンガポールの航空券ホールセラー大手、ギャムソ・インターナショナル・ツアーズの株式を100%取得し、完全子会社化したと発表しており、これを好感した買いが入った。ギャムソ社は1979年に設立した、シンガポールにおける航空券ホールセラー大手4社の一角で、ホールセール事業のほか、航空券手配事業、ツアー販売事業、法人旅行手配事業などを展開。主要キャリア20社と直接仕入れを行っていることから、価格競争力にも強みを持っているという。今回の買収によりDeNAトラベルは、オーストラリア、香港、ニュージーランド、タイに次ぐ海外拠点としてシンガポールでもサービスを開始するとともに、ギャムソ社をアジア各国の仕入れ拠点とすることで海外展開を加速させ、グローバル事業をアウトバウンド事業と並ぶ主力事業に育てるとしている。

■山陰合同銀行 <8381>  734円 (+14円、+1.9%)

 25日、山陰合同銀行 <8381> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.94%にあたる150万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は8月1日から19日まで。

■アステラス製薬 <4503>  1,691.5円 (+24円、+1.4%)

 アステラス製薬 <4503> が堅調。同社は26日、国内で実施している慢性腎臓病(CKD)患者を対象としたロキサデュスタット(開発コードはASP1517/FG-4592)の第3相試験を開始したことを発表した。ロキサデュスタットは、2005年6月に米医薬品会社のFibroGen社から日本における開発および販売権を取得し、同社がCKDに伴う貧血の適応症で開発を進めている。

■パーク24 <4666>  3,475円 (+45円、+1.3%)

 パーク24 <4666> が全般下落相場に抗して上昇。足もと急速に進む円高などの外部環境に左右されない内需の好業績株として相対的優位性を発揮。時間貸し駐車場「タイムズ」がセブン-イレブンの店舗数に迫る勢いで拡大中にあり、2ケタ利益成長トレンドを支えている。また、タイムズのスペースを活用したカーシェアリングサービスも時流を捉え好調だ。消費増税の再延期が決まり収益環境も追い風、17年10月期を最終年度とする中期経営計画で掲げる経常利益240億円目標(前期実績185億8900万円)は一段と上振れするとの見方も浮上している。

■ホギメディカル <3593>  7,000円 (+90円、+1.3%)

 ホギメディカル <3593> が反発。みずほ証券では、会社利益計画は保守的も17年3月期から18年3月期にかけては業績が伸びにくく、ポジティブなニュースフローが出にくいと予想。建設中のプレミアムキット用新工場が予定通り17年4月に稼働開始すれば、19年3月期は新商品牽引と減価償却費減少により業績は急回復すると予想。レーティング「中立」を継続、目標株価を5900円から7000円に引き上げている。

■日本電産 <6594>  9,025円 (+108円、+1.2%)

 日本電産 <6594> が小幅続伸。JPモルガン証券によると、7月23日に開催されたスモールミーティングでは、これまで買収してきた企業の一体経営が進展していることで、会社は今後の利益率上昇に自信を深めている点が印象的だったと指摘。今後のカタリストは、公言している大型M&Aの実現、ハプティックデバイスへの期待再燃、xEV向けトラクションモータ事業の期待の高まりと考え、引き続きセクター相対マルチプルの上昇が続くと解説。レーティング「オーバーウエイト」と目標株価1万1200円を継続している。

■古河電気工業 <5801>  268円 (+3円、+1.1%)

 古河電気工業 <5801> が堅調。同社は26日、400キロボルト架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブル布設プロジェクトを納入・据付するプロジェクトをシンガポール電力より受注したことを発表した。400キロボルト架橋ポリエチレン超高圧電力ケーブルは同国初の採用であり、最大規模のプロジェクト。受注金額は約140億円で、完工は19年3月を予定している。

※26日の上昇率が大きかった銘柄を株価変動要因となった材料とともに抜粋。


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