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【特集】早稲田アカデミー<4718>---早慶付属高校の合格実績で圧倒的 No.1 を誇る

早稲アカ <日足> 「株探」多機能チャートより

ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』7月25日放送において、早稲田アカデミー<4718>を取り上げている。主な内容は以下の通り。
(話し手:フィスコリサーチレポーター 向後 はるみ)

Q.まずは企業の概要からお願いします。

早稲田アカデミーは、首都圏で小学生から高校生を対象とする進学塾「早稲田アカデミー」を直営方式で運営しています。早稲田大学、及び、慶應義塾大学附属高校の合格実績で、連続16年、圧倒的No.1を走りつづけています。2016 年3 月末の校舎数は連結ベースで153 校で、うち、子会社の野田学園で医歯薬系専門の大学受験予備校「野田クルゼ」2 校、 水戸アカデミーで、小中学生向け進学塾「水戸アカデミー」2 校を展開しています。

Q.事業の詳細を教えてください。

早稲田アカデミーの事業セグメントは、教育関連事業と不動産賃貸事業とに分かれていますが、売上高の99% 超は教育関連事業で占められており、不動産賃貸事業の売上高は1億円前後と、業績に与える影響は極めて軽微となっています
教育関連事業では、小学生から高校生までを対象とした進学学習塾「早稲田アカデミー」を首都圏で展開しています。
新たな取り組みの1 つとして、2012 年に「東大・医学部・ハーバードに一番近い小学生たちの英語塾」をコンセプトに開講した、年長から小4 生(現在は小6 生) を対象とした英語英才講座「早稲田アカデミーIBS (Integrated Bilingual School)」は、世界に通用するグローバル人材を育成するプログラムとして注目度が高まっています。

Q.業績についてはいかがでしょうか?

2016 年3 月期の連結業績は、売上高が前期比3.8% 増の201.9億円、営業利益が前期比34.5%増の10.18億円の着地となりました。
少子化が続き、学習塾業界の生徒獲得競争が激化する環境下において、同社は難関校への高い合格実績というブランド力を強みとして、期中平均塾生数は前期比3.3% 増の31,657名となり、売上高は5 期連続の増収を達成しました。
2017 年3 月期については、売上高が前期比4.1% 増の210.12億円、営業利益が前期比5.9%減の9.59億円、経常利益が前期比6%減の9.56億円、当期純利益が前期比0.5%増の5.87億円と、売上高は増収基調が続くものの、営業利益に関しては減益を計画しています。
減益要因は、英語塾の新設など業容拡大に向けた先行投資として、広告宣伝費や労務費などの販管費が増加することが挙げられます。

Q.株主還元策についてもお願いします。

2017 年3 月期の1 株当たり配当金は、前期比横ばいの30 円(配当性向42.6%)を予定しています。配当性向に関しては30% 以上を目標と考えており、今後、収益が拡大し、配当性向が30% を下回ってくれば増配の可能性も出てくると推測されます。
また、株主優待制度を2016 年3 月より新たに導入しており、3 月末時点で100 株以上の
保有株主を対象として、継続保有期間3 年未満は一律1,000 円分、3 年以上は一律2,000
円分のQUO カードを贈呈しています。

ラジオNIKKEI マーケットプレス
『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送

《TN》

 提供:フィスコ

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