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【市況】伊藤智洋が読む「日経平均株価・短期シナリオ」 (7月26日記)

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

 日経平均株価の昨日の上値を抑えられる動きは、7月21日の高値1万6938円が29日の日銀金融政策決定会合での結果がはっきりするまでの強い抵抗になっていることを示しています。29日の結果次第で上下へ大きく動く可能性がありますが、それまでの期間で上値の重い場所があらわれたわけです。

 強弱の判断できない数日があり、上値の重さだけがわかっているので、目先は下値を試す動きになると考えられます。

 7月4日以降と同程度の調整なら、1万6200円前後が下値の目安になります。このあたりまで下げられるなら、本日は価格が下げる日になるはずです。

 言い換えると、本日、価格が下げずに上昇する場合、それは1万6600円以下での下値堅さを示唆しています。その場合、29日の結果にかかわらず、買い人気が盛り上がっていると考えられるので、目先は一気に1万7000円を超える動きになることも考えられます。

情報提供:パワートレンド=伊藤智洋のPower Trend

【伊藤智洋 プロフィール】
1996年に投資情報サービス設立。メールマガジン、株価、商品、為替の市況をネット上で配信中。最新刊「株の値動きは4回のうち3回当てられる」(KADOKAWA)など著書多数。

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