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【市況】米国株見通し:FOMC待ちの中で手掛けづらい相場展開に

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

S&P500先物 2168.00(+0.50) (18:40現在)
ナスダック100先物 4655.75(-1.50) (18:40現在)

18:40時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。

22日の米株式市場は上昇。朝方は決算内容を受けて売買が交錯する展開となり、小動き。その後、通信セクターが選好され、上昇したものの、ドイツ・ミュンヘンで起きた銃撃事件を受けて投資家心理が悪化しており、上値の重い展開となった。ダウ平均は53.62ドル高の18570.85、ナスダックは26.26ポイント高の5100.16。

グローベックスの米株先物は小動きで推移しており、NYダウでは10ドル高程度を織り込んで推移している。欧州市場は全般小高く始まっている。独でテロが連発しており、地政学リスクが警戒されそうだが、現時点では独DAXは堅調に推移している。

また、今週は26-27日に連邦公開市場委員会 (FOMC) が予定されている。今回のFOMCでの利上げの可能性は極めて低いが、足元では英国の欧州連合(EU)離脱による金融市場の混乱が解消に向かい、好調な雇用統計や小売売上高を受けて海外リスクや国内景気への懸念も後退している。今後の利上げタイミングが早まるとの見方につながるようだと、利益確定の流れが強まりやすいだろう。そのため、FOMC待ちの中で手掛けづらい相場展開になりそうだ。

《KK》

 提供:フィスコ

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