【市況】日経平均寄与度ランキング（前引け）～日経平均は反発、マツダやJフロントが構成銘柄の上昇率上位

25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり140銘柄、値下がり67銘柄、変わらず18銘柄となった。

日経平均は反発。前週末比63.35円高の16690.60円（出来高概算9億株）で前場の取引を終えた。22日の米国市場では、通信大手AT&Tの決算が好感されるなどしてNYダウは53ドル高となった。シカゴ日経225先物清算値は16610円だったが、本日の日経平均はこれを上回り28円高からスタートした。寄り付き後は為替相場が1ドル＝106.70円台まで円安に振れるとともに、日経平均も一時16778.65円（同151.40円高）まで上昇する場面があった。ただ、一段と買い進む向きは限定的で伸び悩む展開となった。

値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954>となり、2銘柄で日経平均を約27円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはマツダ<7261>で6.3％高、同2位はJフロント<3086>で5.0％高だった。マツダは16年4-6月期の業績観測が報じられている。営業利益は前年同期比6％減の500億円前後となり、市場コンセンサス（330億円程度）より減益幅が縮小したようだ。

一方、値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり、約17円の押し下げ要因に。関連会社であったガンホー<3765>株式の売却に伴い約425億円の損失を第1四半期に計上する見込みと発表している。任天堂<7974>がストップ安に迫る水準まで売られ、DeNA<2432>など関連銘柄も連れ安となった。日経平均構成銘柄の下落率トップは大平洋金<5541>で4.4％安、同2位はミツミ<6767>で3.5％安だった。


*11:30現在


日経平均株価　　16690.60(+63.35)

値上がり銘柄数　140(寄与度+111.68)
値下がり銘柄数　 67(寄与度-48.33)
変わらず銘柄数　 18

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 33060 420 +16.47
<6954> ファナック 17620 275 +10.79
<4324> 電通 5100 155 +6.08
<4502> 武田 4568 110 +4.31
<6971> 京セラ 5171 47 +3.69
<7270> 富士重 4072 88 +3.45
<9735> セコム 7912 76 +2.98
<6762> TDK 6460 70 +2.75
<4063> 信越化 6295 68 +2.67
<9064> ヤマトHD 2579 56.5 +2.22
<5108> ブリヂストン 3592 52 +2.04
<6902> デンソー 4036 51 +2.00
<4503> アステラス薬 1665 9 +1.77
<4523> エーザイ 6317 42 +1.65
<8830> 住友不 2861.5 40 +1.57
<4151> 協和キリン 1941 38 +1.49
<7203> トヨタ 5873 35 +1.37
<7751> キヤノン 2993.5 22.5 +1.32
<4902> コニカミノルタ 840 31 +1.22
<3086> Jフロント 1190 57 +1.12

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 5250 -142 -16.71
<8035> 東エレク 9119 -76 -2.98
<7733> オリンパス 3825 -75 -2.94
<9433> KDDI 3234 -12 -2.82
<9613> NTTデータ 5230 -50 -1.96
<4911> 資生堂 2867.5 -34 -1.33
<4507> 塩野義 5470 -32 -1.26
<7951> ヤマハ 2850 -27 -1.06
<7269> スズキ 3160 -26 -1.02
<4901> 富士フイルム 4053 -26 -1.02
<2432> DeNA 2713 -80 -0.94
<2914> JT 4219 -23 -0.90
<6988> 日東電 6788 -22 -0.86
<2531> 宝HD 963 -21 -0.82
<4021> 日産化 3305 -20 -0.78
<6767> ミツミ 501 -18 -0.71
<6857> アドバンテ 1213 -9 -0.71
<6479> ミネベア 813 -15 -0.59
<2801> キッコーマン 3820 -15 -0.59
<8058> 三菱商 1900 -14.5 -0.57

《NH》

　提供：フィスコ