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【市況】今週の【マザーズ市場】7月19~22日『「Pokemon GO」関連が急伸』

任天堂 <日足> 「株探」多機能チャートより

【4日続落、SOSEIなど押し目買いの動きも、ADWAYSは連日のストップ安】19日(火)

■概況■941.65、-5.66
19日(火)のマザーズ市場では、東証1部で任天堂<7974>の活況が続くなか、前週からの利益確定の流れを引き継いでスタートした。マザーズ指数は前場に4%近い下落となる場面も見られたが、下値ではSOSEI<4565>など主力株に押し目買いが入り下げ渋った。本日より取引が開始されたマザーズ指数先物は比較的落ち着いたスタートとなった。なお、マザーズ指数は4日続落、売買代金は概算で1143.79億円。騰落数は、値上がり:80銘柄、値下がり:147銘柄、変わらず:7銘柄。


◆注目銘柄◆
サイバーダイン<7779>、グリーンペプ<4594>、アカツキ<3932>、農業総合研究所<3541>、アトラエ<6194>などが下落。ADWAYS<2489>が連日のストップ安となり、ネットイヤー<3622>やメディアシーク<4824>が大幅続落するなど、前週末上場したLINE<3938>の関連銘柄は引き続き売られた。位置情報ゲーム関連として前週大幅高となったモバファク<3912>は利益確定売りに押されストップ安。その他、直近IPO銘柄のセラク<6199>、エディア<3935>、バーチャレクス<6193>に加え、エボラブルA<6191>、モブキャス<3664>が10%を超える下落となった。一方、SOSEIが一時8%超安まで売られたものの、引けにかけてプラスまで切り返した。前週下げの目立ったミクシィ<2121>が急反発したほか、ブランジスタ<6176>、CRI・MW<3698>、JIG?SAW<3914>も上昇。話題のスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」関連の物色では、AppBank<6177>やフリービット<3843>がストップ高で取引を終え、Hamee<3134>、はてな<3930>、カヤック<3904>も急伸した。フリービットの子会社は、モバイル高速データ通信サービスにおいてデータ通信料が1年間無料となる新プランを発表している。また、ソフトバンクグ<9984>が英国の半導体設計大手を買収すると発表し、IoT関連のAPLIX<3727>がストップ高まで買われた。


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【5日続落、SOSEIは買い続かず、AppBank急反落】20日(水)

■概況■934.58、-7.07
20日(水)のマザーズ市場は、主力のSOSEI<4565>がリリースを受けて上昇し、マザーズ指数もプラスに転じる場面があった。ただ、買いは続かず、前日までと同様に売りに押される展開となった。主力株は全般軟調で、任天堂<7974>の急反落に連れてスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」関連として物色が向かっていた銘柄が大きく売られた。反面、個別材料を手掛かりとした物色が見られた。なお、マザーズ指数は5日続落、売買代金は概算で881.50億円と1000億円を割り込んだ。騰落数は、値上がり:115銘柄、値下がり:106銘柄、変わらず:12銘柄。


◆注目銘柄◆
SOSEIやミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、Hamee<3134>などが軟調。SOSEIはノバルティスへ導出している「シーブリ」「ウルティブロ」の4-6月業績を公表した。また、任天堂やPokemon GO関連として直近で急伸する場面があったAppBank<6177>、はてな<3930>、モバファク<3912>に加え、IoT関連として前日ストップ高となったAPLIX<3727>がマザーズ下落率上位に並んだ。一方、業績予想の上方修正を発表したエボラブルA<6191>に加え、Trends<6069>がストップ高まで買われた。東証1部への市場変更を発表したBガレジ<3180>や、アカツキ<3932>、農業総合研究所<3541>も大きく上昇した。LINE<3938>の株価が持ち直し、ADWAYS<2489>、フリークアウト<6094>など関連銘柄も反発。その他、CRI・MW<3698>、フリービット<3843>、セラク<6199>、バーチャレクス<6193>などが上昇し
た。


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【6日ぶり小幅反発、商い低調、1部昇格のHameeなどは一時ストップ高】21日(木)

■概況■935.47、+0.89
21日(木)のマザーズ市場では、引き続き任天堂<7974>やスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」関連の銘柄に市場の関心が向かうなか、マザーズ指数は前日終値を挟んだもみ合いが続いた。商いも低調だった。主力銘柄はさえない展開が続くものの、個別材料株やPokemon GO関連銘柄には物色が向かった。なお、マザーズ指数は6日ぶり小幅反発、売買代金は概算で763.01億円と前日よりさらに減少した。騰落数は、値上がり:125銘柄、値下がり:93銘柄、変わらず:14銘柄。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>が変わらずとなり、サイバーダイン<7779>、ミクシィ<2121>、農業総合研究所<3541>、エボラブルA<6191>、アカツキ<3932>は下落した。また、直近IPO銘柄のセラク<6199>とキャリア<6198>に加え、エニグモ<3665>が7%超安でマザーズ下落率上位となった。一方、東証1部への市場変更を発表したHamee<3134>とフリービット<3843>は一時ストップ高まで買われた。リリースの観測されたPSS<7707>とAPLIX<3727>はストップ高で取引を終えた。その他では、AppBank<6177>、グリーンペプ<4594>、DMP<3652>、モバファク<3912>、EG<6050>などが上昇した。なお、本日マザーズ市場へ新規上場したインソース<6200>は公開価格を56%上回る初値を付けた。初値形成後は上昇する場面もあったが、後場に入ると急速に値を崩した。


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【反落、「Pokemon GO」関連が急伸するも買いは広がらず】22日(金)

■概況■925.80、-9.67
22日(金)のマザーズ市場は、注目されたスマートフォン向けゲーム「Pokemon GO」の日本配信開始を受けて、関連銘柄が活況となった。ただ、マザーズ指数への影響が大きい時価総額上位は上値の重い展開が続いた。その他銘柄も個別材料株などを除けば積極的な買いが入らず、全般軟調に推移した。なお、マザーズ指数は反落、売買代金は概算で817.00億円。騰落数は、値上がり:56銘柄、値下がり:168銘柄、変わらず:9銘柄。


◆注目銘柄◆
マザーズ売買代金トップのSOSEI<4565>が終値で小幅安となったほか、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>、グリーンペプ<4594>、ブランジスタ<6176>、エボラブルA<6191>などが軟調。また、BEENOS<3328>、ITM<2148>、アライドアーキ<6081>がマザーズ下落率上位となった。BEENOSが前日発表した第3四半期決算は良好な内容だったが、材料出尽くしとの見方から売りが強まったようだ。一方、Hamee<3134>、フリービット<3843>、モバファク<3912>、モブキャス<3664>、CRI・MW<3698>などが上昇。ゲーム攻略サイトなどを運営するAppBank<6177>が商いを伴って一時ストップ高まで急伸し、ゲームコミュニティを運営するカヤック<3904>も買われた。大手運用会社による買い増しが観測されたシリコンスタ<3907>は大幅反発。また、PSS<7707>は連日のストップ高で、上場2日目のインソース<6200>、その他Trends<6069>がストップ高で取引を終えた。


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《TM》

 提供:フィスコ

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