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【市況】22日の中国本土市場概況:上海総合0.9%安と反落、深セン赤湾B株は4連続ストップ高

上海総合 <日足> 「株探」多機能チャートより

22日の中国本土市場は値下がり。主要指標の上海総合指数は、前日比26.19ポイント(0.86%)安の3012.82ポイントと反落。上海A株指数も下落し、27.46ポイント(0.86%)安の3153.80ポイントで引けている。

中盤から下げ幅を広げる。政策期待は根強いものの、一段の好材料に乏しいなか、買い進む動きがみられない。上値の重さが意識された。信用取引残高は増加傾向にあるものの、全体の売買代金が依然として低迷していることもマイナス材料視されている(本日のの売買代金は上海市場で概算1975億人民元、再び2000億人民元を割り込む)。

業種別では、金融株がさえない。上海浦東発展銀行(600000/SH)と中国太平保険(601601/SH)がそろって1.3%安、華泰証券(601688/SH)が1.4%安で引けた。不動産株、素材関連株、消費関連株、空運株、インフラ関連株なども下げが目立っている。

外貨建てB株相場も値下がり。上海B株指数は1.94ポイント(0.55%)安の351.14ポイント、深センB株指数は4.16ポイント(0.36%)安の1144.78ポイントで終了した。直近では、「中国政府が国有企業改革に力を入れる中、長らく放置されてきたB株市場がテコ入れされる」と報じられたことを材料に買いが目立っていた。ただ、「B株→A株転換」型の再編計画を発表した港湾管理の深セン赤湾石油基地(200053/SZ)には、この日も買いが殺到。4日連続のストップ高で取引を終えた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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