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【市況】11時時点の日経平均は反落、任天堂は節目の30000円を前にもみ合い

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより

11時00分現在の日経平均株価は16654.87円(前日比155.35円安)で推移している。21日の米国市場では原油相場の下落が嫌気され、NYダウは10営業日ぶりに反落した。また、黒田日本銀行総裁がヘリコプターマネーについて否定的な発言をしたことを受けて、為替相場は1ドル=105円台まで円高に振れており、日経平均もこうした流れを受けて197円安からスタートした。寄り付き後は16600円台でのもみ合いが続いているが、スマートフォンゲーム「Pokemon GO」の日本配信開始を受けて関連銘柄が動意を見せている。

個別では、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、Vテク<7717>、富士重<7270>などが軟調。日産自<7201>、村田製<6981>が3%安で推移しているほか、前日に第3四半期決算と通期予想の上方修正を発表したサイバーエージ<4751>は7%を超える下げ。業績の上振れ余地は小さいとの見方が聞かれる。また、サイバーエージのほかゲンキー<2772>、MRO<3064>、ガンホー<3765>などが東証1部下落率上位となっている。一方、Pokemon GO相場をけん引する任天堂<7974>が続伸。一時7%近い上昇となる場面があったが、節目の30000円を前に利益確定の動きも見られる。ソフトバンクグ<9984>が小幅高となっているほか、コマツ<6301>、小野薬<4528>、日立<6501>、KDDI<9433>などがしっかり。また、ポケモン関連とされるイマジカロボッ<6879>、ハピネット<7552>、サノヤスHD<7022>や、カジノ関連のオーイズミ<6428>、日金銭<6418>などが前日に続き東証1部上昇率上位に顔を出している。

《HK》

 提供:フィスコ

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