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【経済】フォーチュン500社番付に中国車メーカー6社、上海汽車は46位


米経済誌フォーチュンが20日発表した「2016年版世界売上500社番付」で、中国企業は全体の22%を占める110社が選出された。うち自動車メーカーは6社。上海汽車、第一汽車集団、東風汽車、北京汽車、広州汽車、吉利汽車がランク入りを果たしている。
同番付は2015年の売上高に基づく。上海汽車の連結売上高は1066億8400万米ドルと、上位500社入りした中国企業で最高。順位も昨年の60位から一気に46位へと上げ、初めて50位内に入った。
上汽集団は今年1~6月に上半期の過去最多となる300万台を販売。独フォルクスワーゲン(VW)と米ゼネラルモーターズ(GM)との各合弁会社である上汽大衆と上汽通用の同期販売は、中国乗用車企業のトップ3圏内を維持した。上汽通用五菱汽車の販売も100万台の大台を突破している。また自社独自ブランド乗用車「栄威」「名爵」は、ともに前年同期比60%超の販売伸び率を達成。商用車自主ブランド「上汽大通」も販売を37.7%伸ばした。
16年版フォーチュン500社番付に選出された中国企業の数は過去最多。米国に次ぐ2番目だった。上位5社中でも、3社を中国企業で占めている。原油安で石油大手が減収を強いられるなか、送電網運営の国家電網公司は昨年の5位から世界2位に浮上。中国石油天然気集団は3位、中国石油化工は4位につけた。

【亜州IR】

《ZN》

 提供:フィスコ

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