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【市況】東京株式(寄り付き)=米株上昇一服と円高を受けて反落

日経平均 <5分足> 「株探」多機能チャートより
 22日の東京株式市場は大きく売り優勢でスタート、寄り付きの日経平均株価は前日比197円安の1万6612円と反落。

 前日の米国株市場は利益確定の動きが強まり、NYダウは10日ぶりの反落と上昇一服局面となったほか、足もとの為替相場が1ドル=105円台後半まで円高に振れており、東京市場も戻り売り圧力が顕在化している。前週から上昇基調を続けてきた日経平均も押し目形成場面となった。政府の大規模な景気刺激策や日銀の追加緩和などへの期待感から下値では買いが入る可能性もあるが、日銀の黒田総裁が市場で話題となっている「ヘリコプターマネー」について明確に可能性を否定したことで、これまでの上げ潮ムードにやや水をさす格好となっている。輸出株を中心に、これから本格化する3月決算企業の第1四半期決算発表に対する警戒感も影響を及ぼしそうだ。

 寄り付き時点で業種別では33業種中、食料品を除きほぼ全面安で、値下がりで目立つのは海運、保険、輸送用機器、鉱業、証券など。

出所:株式経済新聞(株式会社みんかぶ)

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