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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 16,400円~16,700円

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 米ダウ平均は、7営業日連続での最高値更新による過熱感から利益確定の売りが優勢となり、また、半導体最大手インテルの決算が減益となったことも相場の足枷となったことから、指数は10日振りの反落で取引を終了。その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ250円安と値下がりして取引を終えているだけに、東京市場の朝方も売り先行により、マイナス圏での取引開始となりそうだ。

 一巡後は、日本と欧州での追加緩和策が期待されるなか、昨晩の欧州中央銀行(ECB)定例理事会では、新たなる金融政策の実施は見送られ、追加緩和の見通しも示されなかったことを失望し、為替市場では給食に円高傾向を強めていることから、輸出関連セクターを中心に利益確定が急がれ、マーケットは久しぶりに調整色の強い展開となりそうである。

 テクニカル的には、目先の下値支持線は1週間の平均値である5日移動平均線(16,704円前後)だが、CME日経先物の清算値では既に下回っていることから、一目均衡表の雲の上限(16,504円前後)が本日の下値メドなりそうで、上値は昨日の終値近辺が目安となるだろう。

 新興市場のジャスダック平均は、昨日の取引で1ヶ月振りに75日移動平均線(2,470ポイント)を、ローソク足の実体(始値と終値の両方)で上抜いてきたことから、本日の取引では同移動平均線が下値支持線となり、上値は200日移動平均線(2,496ポイント前後)が目標となりそうだ。マザーズ指数は、引き続き200日移動平均線(927ポイント前後)が目先の下値支持線となり、上値は25日移動平均線(975ポイント前後)が抵抗線として意識されそうだ。

 本日の予想レンジ 16,400円~16,700円。(ストック・データバンク 編集部)

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