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【市況】NY株式:ダウは77ドル安、原油価格の下落を嫌気

NASDAQ <日足> 「株探」多機能チャートより

21日の米国株式相場は下落。ダウ平均は77.80ドル安の18517.23、ナスダックは16.03ポイント安の5073.90で取引を終了した。欧州中央銀行(ECB)理事会で政策金利が据え置かれ、ドラギ総裁が9月の追加緩和について否定しなかったことを受けて、朝方は小動きとなった。その後、原油相場が下落し、株式相場も下げ幅を拡大する展開となった。週間新規失業保険申請件数は予想より減少したものの、7月フィラデルフィア連銀景況指数が軟調となり、経済指標の相場への影響は限定的だった。セクター別では、自動車・自動車部品や公益事業が上昇する一方で運輸やエネルギーが下落した。

航空会社のサウスウエスト・エアラインズ(LUV)は決算内容が予想を下振れ下落。デルタ航空(DAL)、サウスウエスト・エアラインズ(LUV)など、その他航空各社にも売りが広がった。電気自動車のテスラ・モーターズ(TSLA)は昨日「マスタープラン2」を発表し、電気トラック・バスの製造や相乗り事業、投資家から批判を受けている太陽光発電のソーラーシティ(SCTY)との統合について言及したものの、軟調推移。一方で、鉱山用機械のジョイ・グローバルは日本の同業コマツによる29億ドルの買収で合意し、大幅上昇。オークションサイト運営のイーベイ(EBAY)、半導体のクアルコム(QCOM)、ゼネラル・モーターズ(GM)は決算内容が好感され、堅調推移となった。

マーケット終了後に通信大手のAT&T(T)が発表した4-6月期決算は、一株利益は予想に一致したものの、売上高はやや下振れた。時間外取引で下落して推移している。



Horiko Capital Management LLC

《TM》

 提供:フィスコ

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