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【特集】FS Research Memo(5):ヘルスケア、訪日インバウンド等の成長領域に注力

フルスピード <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

(2)中期経営目標

フルスピード<2159>は今回、新たに2020年4月期を最終年度とする中期事業方針を発表した。基本方針としては、顧客ニーズに適したテクノロジー商材を継続開発し、成長領域(ヘルスケア、訪日インバウンド等)への集中的な展開を軸に高品質なコンサルティングサービスの提供を行っていくことで、今後の成長を目指していく。

業績目標値としては2020年4月期に売上高で250億円、営業利益で20億円を掲げた。年平均成長率で見ると、売上高で13.5%、営業利益で20.3%となる。同社の強みとなる技術開発面においては、動画広告に加えてAI(人工知能)やVR(仮想現実)、Bot(チャットロボット)などの最先端技術を意識した開発を今後は進めていく方針となっている。また、コンサル人材の育成、増員、社内の運用部隊の強化など人材投資も継続的に行っていくほか、親会社のフリービット<3843>だけでなく、他社との提携も積極的に取り組み、経営リソースを効果的に活用していく。

主力のアフィリエイト・サービスの持続的成長に加えて、今後は「AdMatrix DSP」や動画広告、ソーシャルメディア関連広告などの新規商材、並びに市場別ではヘルスケア、訪日インバウンド市場向けでどれだけ売上げを伸ばしていくことができるかが業績目標達成のカギを握ると見られ、今後の動向に注目したい。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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