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【市況】日経平均は反発、米株高や円安を受け一時16900円台回復/相場概況

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより

日経平均は反発。20日の米国市場ではNYダウが9営業日続伸し、連日で最高値を更新した。為替相場も1ドル=107円台まで円安が進み、日経平均はこうした流れを受けて173円高からスタートした。寄り付き後は一時16938.96円(前日比257.07円高)まで上昇する場面があったが、節目の17000円を前に戻り待ちの売り圧力などが意識され伸び悩んだ。足元の相場をけん引する任天堂<7974>が後場に一時マイナスへ転じたことも影響したようだ。ただ、引けにかけて押し目買いが入り、16800円台を回復して取引を終えた。

大引けの日経平均は前日比128.33円高の16810.22円となった。東証1部の売買高は20億0660万株、売買代金は2兆5810億円だった。業種別では、鉱業、証券、輸送用機器が上昇率上位だった。一方、水産・農林業、陸運業、医薬品が下落率上位だった。

個別では、スマートフォンゲーム「Pokemon GO」で注目される任天堂が0.85%の上昇で本日の取引を終えた。前場に5%超上昇する場面もあったが、後場には一時マイナスへ転じるなどもみ合いとなった。売買代金は5000億円台と直近2営業日からは減少した。トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ファーストリテ<9983>、みずほ<8411>などは堅調。ホンダ<7267>、野村<8604>、デンソー<6902>は4%超、TDK<6762>は5%超の上昇となった。業績観測の報じられたミネベア<6479>は13%超高と急伸し、第1四半期決算を発表した安川電<6506>は後場伸び悩み3%高に。また、ポケモン関連のサノヤスHD<7022>、SKジャパン<7608>、イマジカロボッ<6879>や、急動意を見せたカジノ関連のオーイズミ<6428>、日金銭<6418>がストップ高で東証1部上昇率上位となった。一方、ソフトバンクグ<9984>、ソニー<6758>、KDDI<9433>、NTT<9432>、JT<2914>などが軟調。高額薬の指針作成報道を受けて小野薬<4528>は5%近い下げに。また、JAC<2124>、パラベッド<7817>、アウトソシング<2427>などが東証1部下落率上位となった。
《HK》

 提供:フィスコ

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