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【特集】キャリアリンク Research Memo(3):17/2期通期は主力のBPO関連事業がフル稼働し過去最高業績を見込む

キャリアL <日足> 「株探」多機能チャートより

■今後の見通し

(1) 2017年2月期業績見通し

キャリアリンク<6070>の2017年2月期の会社計画は売上高で前期比20.3%増の19,984百万円、営業利益で同16.8%増の1,119百万円、経常利益で同17.2%増の1,106百万円、当期純利益で同22.1%増の722百万円と過去最高業績を見込んでいる。マイナンバー関連や臨時給付金関連業務など官公庁向けの売上が通期で寄与することに加えて、民間企業向けについても金融機関向けを中心としたマイナンバー関連業務の拡大や新規受注案件の獲得によって、BPO関連事業の高成長が引き続き業績のけん引役となる。第1四半期の通期計画に対する進捗率は、売上高で24.2%、営業利益で29.0%となっている。売上高、利益ともに計画をやや上回って推移しており、また、足元の受注状況についても新規受注案件を獲得するなど引き続き好調に推移していることなどから、市場環境に今後大きな変化がなければ、通期業績は会社計画を若干上回る可能性が高いと弊社では見ている。

第2四半期の業績については、売上高が前年同期比で20%台の増収ペースが続く見通しだが、費用面では下期以降の事業拡大に向けて人員の採用を積極化するため、第1四半期と比較すると営業利益率は若干低下する可能性があるが、それでも第2四半期累計業績は会社計画(売上高9,519百万円、営業利益438百万円)を上回る可能性が高い。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)

《HN》

 提供:フィスコ

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