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【材料】安川電が反発、複数の国内大手証券がリポートをリリース

安川電 <日足> 「株探」多機能チャートより
 安川電機<6506>が反発。ただ、現在は今日の安値圏で推移している。同社が20日引け後に発表した決算を受け、複数の証券会社がリポートをリリースしている。

 SMBC日興証券は、同社の17年3月期第1四半期(3月21日~6月20日)の連結営業利益は54億6500万円(前年同期比40.2%減)となったことについて、概ね同証券予想50億円及び市場コンセンサス(7月15日時点)55億円並みで印象としてはニュートラルと紹介。モーションコントロールにおいて第1四半期に中国の受注が大きく拡大したがやや出来過ぎの印象があり、同社では第2四半期も横ばいを想定するがその持続性が焦点となるとみるほか、下期の為替前提を110円/ドル、125円/ユーロで据え置いたことも留意点と指摘。投資評価「2」(中立)、目標株価1030円を継続している。

 このほか、野村証券のリポートでは、第1四半期営業利益は同証券予想をやや下回ったものの、市場予想を若干上回ったとしたうえで、注目すべきは受注動向で、円高が進む中でも前四半期比で18%増加と紹介。会社計画は据置かれたものの、差引の“第2四半期見込は保守的”と同社が電話会議で言及したと指摘。同証券予想は円高基調への修正が必要も買い推奨は不変で、市場予想は“むしろ上振れ方向”との見解を示している。また、三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、受注に力強さがなく、ロボットは競合他社に競り負けている印象と指摘。レーティング「ニュートラル」、目標株価1210円を継続している。
《MK》

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