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【特集】システム ディ Research Memo(4):主力ブランド「キャンパスプラン」は幅広いラインナップが強み

システムディ <日足> 「株探」多機能チャートより

■事業部門別動向

(1)学園ソリューション事業

学園ソリューション事業は、システムディ<3804>の創業事業であり、収益の中核を担っている。同事業の内容は、私立学校法人、特に大学・高校向けに、学園業務全般について様々な業務支援ソフトによるトータルソリューションを提供している。主力製品のブランドは「キャンパスプラン」で、学務系(対学生・生徒業務)の各種ソフトウェア(出欠、入試、定期試験、進路指導など)と、法人系(学校法人の内部管理業務)の各種ソフトウェア(予算、会計、人事など)の両方が幅広くラインナップされている点に強みがあり、同社が業界トップシェアとデファクトスタンダードの地位を有する大きな原動力となっている。

2016年4月末時点の導入学園数は931校に達した。伸び率としては大きくはないが、着実に増加が続いている。累計数が約1,000校に増加したことで、保守・サポートビジネスやリプレース(更新)需要も同社にとって大きな市場に成長してきている。最近の事例では、学校法人会計の制度改革がある。2015年4月からは大学が制度変更の影響を受け、同社にも制度変更対応のためのリプレース特需が発生した。2016年4月からは専門学校と高校が適用になるが、収益インパクトとしては大学のそれは圧倒的に大きい。また予算編成のため実際は前年度より導入されるため、2016年10月期への過度な期待はできないが、高水準で堅調に推移している状況にあるとみている。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之)

《HN》

 提供:フィスコ

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