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【市況】日経平均は反発、「ポケモノミクス」は国策に/後場の投資戦略

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

日経平均 : 16857.38 (+175.49)
TOPIX  : 1341.09 (+10.34)

[後場の投資戦略]

 日経平均は価格帯別出来高が積み上がっていた16600-16800円の抵抗を捉えてきている。経済対策の事業規模を20兆円規模とする方向との報道や英国のメイ首相は「年内は離脱通知を行わない」と明言したことで、英国の欧州連合(EU)離脱問題による金融市場の動揺は沈静化する格好。さらに任天堂<7974>を柱とした「ポケモノミクス」への物色に広がりが見られていることが、市場の先高期待につながっている。

 菅官房長官は「ポケモンGO」について、一般論として断った上で「わが国のコンテンツが海外を含めて広く親しまれることは極めて喜ばしい」と述べたと伝えられている。「ポケモノミクス」が国策として意識されてくるなか、一段と物色対象に広がりがみられよう。足元では歩きスマホによる事故などが懸念されているが、一方で米国では外出・ウォーキングの頻度が上がっており、脂肪燃焼度が上がっているほか、ミシガン小児病院で気落ちした子供たちにベッドから出て歩いてもらうために、ポケモンGOが用いられており、データヘルス関連としても注目。(村瀬智一)

《NH》

 提供:フィスコ

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